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AI通信「こんなとこにも人工知能」

生まれ続ける中国のAI企業。注目を集めるのは?

中国には、ユニコーン企業(企業価値10億ドル以上の未公開企業)が100社ほどあるとされているが、そのなかに15~20社ほどのAI企業も含まれている。

有名どころとしては、TikTokを運営するバイトダンス、画像認識技術(コンピュータビジョン)で日本でもその名がよく知られているメグビーおよびセンスタイム、健康管理アプリケーションを開発するiCarbonx、AI半導体企業のカンブリコン、自動運転AIを開発するホライズン・ロボティクス、スマートロボットを開発するUBTECHロボティクスなどがある。

企業向けのAIソリューションを提供する新興企業としては、4Paradigm(第四范式)が注目を集めている。同社は2014年に、バイドゥのエンジニアだった戴文淵氏が、同僚だった陳雨強氏、また香港科技大学の楊強氏らとともに設立した企業だ。企業のAI実装用プラットフォームや、リスク管理プラットフォームを提供し、主に金融、医療、製造などの業界クライアントを抱えている。

4paradigumのウェブサイト
4Paradigmのウェブサイト

AIoTソリューションを提供するTERMINUS(特斯連)もユニコーン企業に名を連ねる。設立は2015年で、CEOは艾渝氏が務める。「スマートコミュニティプラットフォーム」「インテリジェント防火プラットフォーム」「スマートビルディングエネルギープラットフォーム」など、主に都市や建物を管理・運営・保全するためのAIoTプラットフォームを提供している。2020年7月には、ドバイ万博の公式チーフパートナーにも選出された。

AIを搭載した産業用およびサービスロボットを開発するメーカーとしては、Unisound(云知声)がある。スマート家電・医療に特化したAIシステムや、幼児用教育ロボットを始めとする音声評価技術&自然言語処理技術をベースにしたAI教育ソリューションなどをプロダクトとして提供している。2012年6月に設立され、北京に本社を、上海・深セン・厦門・合肥に拠点を構えている。

中国のAI業界のユニコーン企業にはその他にも、AIWAYS(愛馳汽車、スマートカー)、TuSimple(図森未来、無人自律トラック)、UISEE(馭勢科技、自律走行車)、SongshuAI(松鼠AI、AI教育プラットフォーム)、モブボイ(出門問問、スマートウォッチ・AIスピーカー)などがある。

今後、どのような新しいAIユニコーン企業が中国から登場するか、引き続き注目したい。

文=河 鐘基(ハ・ジョンギ)

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