CONTRIBUTOR

藤野 英人

カリスマファンドマネージャー「投資の作法」

レオス・キャピタルワークス代表取締役社長。東証アカデミーフェローを務める傍ら、明治大学のベンチャーファイナンス論講師として教壇に立つ。『投資家が「お金」よりも大切にしていること』(講談社刊)など著書多数。

  • 「頑張らなくてもできる」自己投資の3カ条

    「自己投資」とは必ずしもお金や時間をかけなくてはできないものではない。好きこそものの上手なれー。少し肩の力を抜いたほうが人は成長できるのだ。本連載では、「投資」というテーマについてさまざまな切り口で展開している。これまでも述べてきたが、私は「エネルギーを投入して未来からお返しをもらう」ことが、広い意 ...

  • 「たまたま行き着いた」仕事で成功するために必要な力

    世の中で成功している企業の多くは、「独自の切り口」を持っているものだ。そうした会社の見分け方とは? すべては「観察」から始まると筆者は説く。私の仕事はファンドマネジャーである。個別企業の株式を売買しながらお客さまから預かった資金を増やしていく仕事だ。5年くらい前に、母から改めて仕事の内容について尋ね ...

  • 「日本酒の衰退」から予測する、資産運用業界の未来

    今日売れているからといって、明日も売れるという保証はどこにもない─。日本酒業界の勝者と敗者の動向から、生き残る金融機関を占えると筆者は語る。今年4月、日本証券アナリスト協会が開催したセミナーで金融庁の森信親長官の講演があったのだが、この時の話の内容が業界界隈で話題をさらった。現状の資産運用ビジネスの ...

  • 投資も就職も「知名度の高い会社は安全」なのか?

    東京の丸の内や大手町は日本を代表するビジネス街である。それらを含む千代田区・中央区にどのくらいの数の上場企業があるだろうか。答えは「599社」。日本全体の上場企業は約3600社なので、なんとたった2つの区の中に全体の17%もの上場企業が存在している。それも、日本を代表する会社ばかり。多くの人は、これ ...

  • 日本の未来をよくするカギは「タンス貯金」にあり

    半導体部門を売却する決断を下した東芝。シャープのように、外資系企業に買収されるのか? 筆者は、日本の未来のためにも自宅に眠る「タンス預金」を使うときがきた、と訴える。台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が、シャープを買収する契約を結んだのが2016年の4月初めだった。当時の鴻海のシャープ株の取得価格は1株 ...

  • 「10億円手に入ったら」と妄想すると、自分の本音が見えてくる

    仮に、生活のために働くことから解放されたら、あなたが本当にしたいことは何だろうか?“本音”を知り、それを実現するために邁進することが最大の投資になる、と筆者は語る。もし10億円が手に入ったら、あなたならどうするか─。ぜひ読者諸賢に考えてみてほしい。相続でも宝くじでも、何でもよ ...

  • ひふみ投信が「オーナー経営者」に投資する理由

    人生に明確な時間軸を持ち込めば、きっと自分の“本当の気持ち”が見えてくるだろう─。生き方と同じで、この「タイムホライゾン」で考えることが投資で成功するヒントになるはずだ。読者諸賢はこれから100年生きられるとしたら、何をしたいだろうか。世界旅行趣味の世界に浸る100年生きると ...

  • 今年の注目株「キレイなオジサン銘柄」とは

    トランプ大統領が誕生した理由の一つに、新旧の価値観の衝突があった、と筆者は指摘する。こうした変化を理解することが、2017年のグローバル経済と市場を読み解く鍵になるだろう–。ドナルド・トランプがアメリカ大統領選で勝利した。昨年11月、これに同国の“インテリ層”はア ...

  • 過去にしがみつく経営者と、今を生きる経営者

    流行り物を毛嫌いする人がいるが、「経営者がそれではいけない」と筆者は語る。アンテナを張って、何でも自ら試す─。そうした経営者こそ、会社を成長させるのだ。LINE執行役員の田端信太郎さんのPokémonGO(ポケモンGO)に関する投稿が話題になった。経営者が集まる会議でポケモンGOをして ...

  • 日銀とGPIFの政策に見る、格差是正のヒント

    人によって、育った環境や能力などは千差万別だ。そして、所得格差はますます広がっている。筆者は、「日銀やGPIFの政策に、格差を是正するヒントがあるかもしれない」と指摘する。仕事をする時の指標として、どうしても「時間」という要素が出てくる。「成果=方法(質)×時間 」という方程式で表すなら ...

  • 86歳で現役、生き延びるファンドマネージャーの共通点

    バフェットやソロスなど、世界には高齢に達しても投資を続けるファンドマネジャーがいる。筆者は、投資家と、出資を受ける会社の双方に「一流」になる上で共通点があると説く。少し前のことだが、ある記事を読んで驚いた。アービング・レヴィン氏というファンドマネジャーが米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」主催の ...

  • 日本経済を引っ張る「3つの虎」、あなたは何タイプ?

    日本経済の停滞感を打破するのは「ベンチャーの虎」と「ヤンキーの虎」ー。そして筆者は、“第3の虎”がいると指摘する。あなたはどの虎か?私は、日本の経済を引っ張り、希望の星となる“2つの虎”が存在すると考えている。「ベンチャーの虎」と「ヤンキーの虎」である ...

  • 日本の低成長率の原因は、少子高齢化ではなく「仕事嫌い」?

    「日本人は仕事熱心」というイメージが強いが、「労働=苦痛」と考える人が増えている。会社が嫌いなら、生産性など上がるはずもないー。筆者が考える経済成長のヒントとは。今月は2つの質問を通じて、経済について考えていただこうと考えている。ーあなたはコンビニで150円のペットボトルのお茶を買った。その150円 ...

  • 訪問すればわかる「勝つ会社、潰れる会社」

    投資家は画面や文書と睨み合いをして出資する、というイメージを抱く人も少なからずいる。だが足を使って情報を集めてこそ投資先の真価がわかる。筆者が明かす「プロの視点」とは?私たちファンドマネジャーは、貸借対照表や損益計算書、アニュアルレポートといった情報だけで投資する企業を選んでいるわけではない。企業の ...

  • セブンイレブン鈴木前会長の「引退表明」をどう見るべきか

    セブンイレブン第一号店から42年。ついにセブン&アイ・ホールディングス会長の鈴木敏文は4月7日、「引退表明」をした。この騒動をどう見るべきか。個人的な話で恐縮だが、私は2015年10月にレオス・キャピタルワークスの社長に返り咲いた。そもそも当社は私が03年に創業した会社で、そのときも社長だった。08 ...

  • 「人工知能に敗れた囲碁棋士」は他人ごとではない

    チェス、将棋、そして囲碁も-。人工知能(AI)がついに人間に勝利した。AIが世の中に普及する未来を見据えて、我々はどのような対応策をとるべきなのか。米グーグルの開発した「AlphaGo」という人工知能(AI)を使った囲碁のソフトが、世界の最高レベルの棋士を破ったことが話題になっている。イ・セドル棋士 ...

  • マイナス金利は投資の追い風ー藤野英人の「投資の作法」

    円高の進行とデフレ復活の懸念が強まるなか、放たれた“黒田バズーカ第3弾”。「マイナス金利の負の面ばかりでなく、その利点にも目を向けるべき」と筆者、藤野英人は説く。日本銀行が、これまでの「量的・質的金融緩和」一本槍を変えて「マイナス金利」という変化球を繰り出した。短期的に円安・ ...