David Bressan

I deal with the rocky road to our modern understanding of earth

I'm a freelance geologist working mostly in the Eastern Alps. I graduated in 2007 with a project studying how permafrost, that´s frozen soil, is reacting to the more visible recent changes of the alpine environment. Studying therefore old maps, photographs and reports, I became interested in the history of geology and how early geologists figured out how earth works, blogging about it in my spare time. Living in one of the classic areas of early geological research, I combine field trips with the historic maps, figures and research done there. But geology is more than a historic or local science, as geological forces shaped and still influence history worldwide.

  • 世界の海辺に出現する新種の「プラスチック岩」の脅威

    プラスチックが燃えてできる新種の岩「プラスティグロメレート(plastiglomerate)」が最初に報告されたのは2014年のことだ。ハワイのオアフ島のビーチで見つかったこの岩は、ビーチで人々がたき火をすることで生まれた可能性が高い。プラスチックが溶けて固まった形状は溶岩からできた自然の小石に酷似 ...

  • わずか200年で滅亡した古代国家「アッカド帝国」の謎

    アッカド帝国は、今から約4600年前のメソポタミアに出現した帝国だ。中央政府を樹立し官僚制度を導入したアッカドは、現在のイラクやシリア、イランの一部およびトルコ中部までの広大な地域を支配し、「史上初の帝国」とも呼ばれている。しかし、そのアッカド帝国はわずか200年という短い期間で消滅した。学術誌「ジ ...

  • 巨匠ダ・ヴィンチの天才ぶりを示す「500年前の橋」の設計図

    1502年にルネサンスの巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチはオスマン帝国のスルタン(皇帝)のバヤズィト2世に手紙を送った。皇帝は当時、イスタンブールのボスポラス海峡にある金角湾に架ける橋の設計プランを求めていた。ダ・ヴィンチが手紙の中で記したのは、「建物ほどの高さがあり大型船も下を通れる石橋」で、全長3 ...

  • 巨大海底火山が船を飲み込む「魔の海域」の恐ろしさ

    これはまるで、新米の船乗りを怖がらせるためにベテランの船乗りが語りそうな話だ。アリューシャン列島の火山島、ボゴスロフ島の近海で、奇妙な現象を目撃したと船乗りたちが証言している。島が噴火する直前に海が膨らみ、巨大な水のドームができたというのだ。この現象のメカニズムは10月14日、科学誌「ネイチャージオ ...

  • 人類による二酸化炭素排出量は「火山の100倍」であると判明

    大気中の二酸化炭素の最大の排出源は人類の活動であることが、学術誌「エレメンツ」に掲載された論文で明らかになった。この研究は各国の科学者500人以上が参加した国際共同研究機関「深部炭素観測(ディープ・カーボン・オブザーバトリー、DCO)」によるもので、10年に及ぶ調査結果を分析した。地球には18.5億 ...

  • インカ帝国の遺跡「マチュピチュ」の謎がついに解明

    インカ帝国の遺跡で最も有名なのは、マチュピチュ山とワイナピチュ山の間に位置するマチュピチュ遺跡だろう。約500年前に造られたマチュピチュは標高約2400メートルの場所に位置している。ウルバンバ渓谷を見下ろすように岩壁の上に作られた段々畑では穀物が育てられ、1000人の人々の暮らしを支えるのに十分な湧 ...

  • 北米と欧州で「謎めいたピンクや黄色の夕日」が発生の理由

    北米と欧州のエリアでは、今年7月〜8月かけて非常にカラフルな朝日や夕日が観測されたが、米国の研究者がこの現象の背景にロシアの火山の噴火の影響があったとする論文を発表した。コロラド大学ボルダー校の研究チームによると、噴火があったのは千島列島にあるライコケ島(雷公計島)だ。この島は、太平洋プレートがアジ ...

  • 宇宙の彼方からやってきた「地球外鉱物」が隕石から発見

    今から約70年前に、オーストラリアのビクトリア州で発見されたのが、ウェダーバーン隕石だ。この隕石はビクトリア州地質調査所で保管されているが、世界中の研究者にサンプルが送られ、研究が進められてきた。そして先日、ニッケルを豊富に含む鉄質隕石アタキサイトに分類されるこの隕石から、地球には存在しない鉱物が発 ...

  • 小石にそっくりの「プラ製の人工石」が世界の海に拡散中

    イギリス南西部のコーンウォールの海岸で、石より軽い素材でできた奇妙な“人工の小石”が見つかった。化学分析によって、この小石がポリエチレンやポリプロピレンといったプラスチックで出来ていることが分かった。ポリエチレンは最も一般的なプラスチックで、2017年時点では年間1億トン以上 ...

  • 300万年前の隕石が生んだガラス玉、ハマグリの化石から発見

    2006年、サウスフロリダ大学の大学生だったMike Meyerがフロリダ州の化石層から発見されたハマグリの化石を調査していたところ、珍しいものを発見した。炭素質の殻の微化石の中に、透明な小さな球を見つけたのだ。その球体には貝殻状の断口が認められたため、微晶質の物体か非晶質固体のようなガラスであると ...

  • 約100年前の隕石衝突「ツングースカ大爆発」が再発する確率

    2019年9月、小惑星「2006 QV89」が地球の軌道に近づく。天文学者たちは以前、この小惑星が地球に衝突する可能性を7000分の1と予測したが、幸いなことに直近の研究で、衝突の可能性はないとされた。この小惑星は直径40メートルで、衝突すれば広島に落とされた原爆100個分のエネルギーが放出されるこ ...

  • 観測史上最大「高さ524メートルの津波」から生還した親子

    1958年7月9日、推定マグニチュード7.7~8.3の地震がアラスカ湾の中にあるリツヤ湾で大規模な落石を引き起こした。この湾には当時、3隻の漁船が訪れていた。リツヤ湾は奥行き約11キロメートル、幅約3キロメートルの細長い湾で、2つの岬によって波から守られ、外海とも隔てられていた。上空から見るとリツヤ ...

  • ドイツに出現の「謎のクレーター」、74年前の不発弾が原因

    ドイツ中部に位置するヘッセン州リンブルクで6月24日、爆音と共に揺れが発生し、近くの大麦畑で直径10メートル、深さ4メートルのクレーターが発見された。警察の捜査ではその原因は特定できなかったが、軍事専門家が確認した結果、第2次世界大戦で投下された250キログラムの航空爆弾である可能性が高いという。こ ...

  • ナポレオンを敗戦に追い込んだ「世界最大級の火山噴火」

    フランス人作家ヴィクトル・ユーゴーは「レ・ミゼラブル」の中でワーテルローの戦いについて「季節外れの雲に覆われた空が、世界の崩壊をもたらした」と記している。遠く離れたインドネシアの島で起きた、火山の噴火が戦いの行方を左右したのかもしれない。1815年2月、皇帝の座を退位させられたナポレオン1世はエルバ ...

  • 地球を襲った5回の「大量絶滅」と人類の未来への警告

    地球の歴史が始まって以来、誕生した生物の99%が絶滅している。生命の歴史において絶滅は不可避であり、種の絶滅は常に起きている。ある種が絶滅して空いた穴は自然淘汰によって、生き残った生物や新たに誕生した生物が埋める。一方で大量絶滅が起こった場合には、短期間に生物の多様性を大きく損なう規模の絶滅が起こり ...

  • 北米最高峰デナリ山で「凍った人糞」が溶け出し、悪臭放つ

    米アラスカ州のデナリ山は、北米大陸で最高峰の山として知られ、標高は6190メートルとされている。デナリ山は北極に近いエリアの過酷な気象条件により、世界で最も登頂が難しい山の一つとして知られている。激しいブリザードが吹きつける山頂付近の気温は、マイナス45度以下になることもある。かつてはマッキンリーと ...

  • エベレスト登山者の「遺体」から見えた、地球温暖化の実態

    100年近くの間、標高8848メートルのエベレストの頂を制覇することは登山家の目標とされてきた。登山家は空気の薄さや極寒の環境に体を慣れさせるため、数週間を掛けてキャンプからキャンプへと登っていく。標高7900メートルにある最終キャンプは、「デスゾーン」として知られるエリアの中にある。人間は標高79 ...

  • 古代マヤ文明の遺跡で見つかった「雨乞いの儀式」の痕跡

    マヤ文明の古代遺跡チチェン・イッツァ(Chichén Itzá)の地下にあるバラムク洞窟で、1000年前から手つかずになっていたと見られる、儀式用の部屋が見つかった。マヤ文明の神話では、洞窟や洞穴は「シバルバ(恐怖の場所)」への入り口とされている。洞窟や洞穴はこの地域にお ...

  • イースター島のモアイ像は「水の守り神」だった可能性

    イースター島のモアイ像はミステリアスな存在だ。しかし、かつて一部の研究者が主張したようにモアイ像は宇宙人を表したものではなく、超自然的な力である「マナ」を崇拝するためのものだという説が有力になっている。そんな中、科学雑誌「PLOS One」に発表された論文で、モアイ像の多くが飲み水のある場所の近くに ...

  • ロシアのシベリアで「黒い雪」観測、重大な健康被害の懸念も

    ロシアのシベリアで「黒い雪」が降り積もったことが現地メディアで報道され、ソーシャルメディアを通じて世界に伝わった。現地の模様を収めた動画を確認すると、町中が火山灰で覆われたように見えるが、これは火山活動によるものではない。黒い雪が降ったのはケメロボ州のプロコピエフスクと呼ばれる地域だ。現地には世界最 ...