石井 節子

フォーブス ジャパン ウェブ編集部 エディター

モルガン・スタンレー証券でエディターとして勤務後、2000年アマゾンジャパン立ち上げに携わり、ブックス・カテゴリーマネジャーとして特集ページや書評編集を行う。出版社イースト・プレス翻訳課編集長を経てアマゾンジャパンに復職、スマートスピーカー「アマゾンEcho」開発チームのPersonality Editorとして、AIアシスタント・アレクサの応答を担当。2018年12月から現職。
Twitter @i_chelsea

  • アマゾン・ジャパン伝説の社員が始めた「世界唯一の実店舗」

    重い鉄の扉を横に引き開けると、そこには異空間が広がっていた。整然と並ぶ圧倒的な数のカセットテープ。壁際には磨き上げられたカセットテープレコーダー。そして未体験の厚みを持つ音が、聞いたことのない丸みをも帯びつつ、近くなり遠くなりして鼓膜を撼わす。東京、中目黒。昼間は保育士が保育園児たちを遊ばせる公園の ...

  • グッチが中目黒のカセットテープ店を日本初の「グッチ プレイス」に選んだ理由

    グッチと言えば、1921年にイタリア、フィレンツェに創設された、90年以上の歴史を誇る老舗ブランドだ。そのグッチが始めた、1つのプロジェクトがある。グッチの「ブランドの世界観や価値観と通じ合う場所」を世界中から選び、「グッチ プレイス」と名付けるものだ。現在までに13カ所が選ばれているが、このコンセ ...

  • ミシェル・オバマ回顧録1000万部突破。「ロックスターにして政界のセレブ」元ファーストレディーの底力

    昨年11月に刊行されたバラク・オバマ元大統領夫人、ミシェル・オバマの回顧録「Becoming(ビカミング)」が、全世界で1000万部以上売れている。英国BBCによると、本書の版元「ペンギン・ランダムハウス」の株式を75%保有するドイツのベルテルスマン社は、オバマ元大統領の回顧録とセットで、2人に先払 ...

  • 離職時の心得。転職先を言う? 言わない? 退職理由は?

    トヨタ自動車社長、豊田章男氏の「終身雇用は難しい」発言が大きな波紋を呼んでいる。企業側の事情のみならず、働き手の側の意識にも変化はあるようで、最近は、転職を繰り返してキャリアアップするケースも増えてきているようだ。だが、晴れて転職が決まると、とかく新しい環境への準備にばかり注意が向き、「離職」の際の ...

  • 最初の起業は18歳。3回目のテック・ローンチでNZシリアルアントレプレナーが目指すもの

    エゼル・コック。4歳で、両親とトルコからニュージーランドに移住。テクノロジーの分野に情熱を感じ、大学に進むも6カ月で中退。オンラインの「チケット売買プラットフォーム」を立ち上げたのは18歳の時だ。そして、その後続く2回の起業も成功させ、国内外で注目を集める。本インタビュー後、彼女にとって3つ目のビジ ...

  • 母の日発祥の地、米国のメディアがすすめる「まだ間に合う贈り物」

    「母の日」は米国が発祥地という。1907年、フィラデルフィアのアンナ・ジャービスという女性が、自分を女手一つで育てた、社会活動家でもあった母の死をきっかけに「すべての母をたたえる記念式」を行ったことが始まりとされている。それではアメリカでは、母の日に、どのように気持ちを伝えることを薦めているのか? ...

  • カルロス・ゴーン逮捕は「文化の衝突」か?

    日産自動車カルロス・ゴーン前会長の、特別背任容疑による4回目の再逮捕(4月4日)後の9日、ゴーンの弁護人である弘中惇一郎弁護士と小佐々奨弁護士が、都内の日本外国特派員協会で記者会見を行った。会見場で公開されたビデオで、ゴーン容疑者は以下のように述べている。「自動車業界のような競争が激しい業界において ...

  • バケーションよりステイケーション 休暇は「近場で豪遊」が欧米で旬

    今年のゴールデンウィーク。計画はお決まりだろうか。これからだとどこを予約してもいっぱい、あるいは、混雑は憂鬱、でも今年はとくに10連休だし何もしないのも……でお悩みの向きも多いと思う。欧米では数年前から、「Staycation(ステイケーション) 」が静かなブームだ。英紙 ...

  • アマゾンジャパン、当初の「配送料500円」は挙手で決まった。ローンチ時を振り返る

    アマゾンジャパンが4月12日、有料会員制プログラム「Amazonプライム」の価格の値上げを発表した。実は昨年4月には、プライム以外の会員について、直販商品、つまりアマゾンが在庫を持つ商品の配送料を値上げしている。注文金額が2000円未満の場合にそれまで一律350円だった配送料を、地域によって400円 ...

  • 有給休暇5日義務化で取得の「罪悪感」は薄まる? ──イタリアの「有給26日」との落差

    「世界最下位」を更新、取得の罪悪感は世界一──日本人の有給休暇取得率昨年の「働き方改革」関連法成立に伴い、労働基準法が一部改正された。追加された、雇用者が労働者に年次有給休暇を5日取らせるという「有給の時季指定義務」が、4月1日から施行された。これは有給取得率の改善を狙ったもので、具体的には「年間1 ...

  • ペルー奥地での極限体験が抱かせた夢。京都の老舗料亭も魅了したカカオとは

    太田哲雄氏。「世界一予約のとれない伝説のレストラン」と称され、「分子ガストロノミー」で一世を風靡したスペインの3つ星レストラン、エル・ブジで働いた最後の日本人だ。エル・ブジを離れた後は、南米ペルーに渡り、国民の50%の支持を集める英雄が経営する「アストリッド・イ・ガストン」などでさらなる修行を積む。 ...

  • アメリカで20年暮らしたからわかった「遠くまで行かなくても世界を知る方法」

    日系企業に勤めていても、「多国籍プロジェクト」が日常的になるともいわれる昨今。日本以外の世界への「思い込み」を去ることは、現代ビジネスマンとしての必須教養ではないだろうか。そんな中、アメリカ現地から「アメリカの今」を日本語で伝える活動を続ける、ジャーナリスト、エッセイスト、洋書書評家、翻訳家の渡辺由 ...

  • 『戦メリ』助監督が惹かれ続ける、宮沢賢治の「21世紀的良心」

    井上ひさし氏や大島渚氏など多くの文化人との親交や、ビートたけし氏・坂本龍一氏出演の映画「戦場のメリークリスマス」の助監督として知られるロジャー・パルバース氏は、ニューヨーク生まれの作家、劇作家、演出家。元東京工業大学世界文明センター長でもあり、宮沢賢治を世界に広く紹介したことで野間文芸翻訳賞も受賞し ...

  • 名門国立小のカリスマ先生に聞く。「なんでこれがわからないの?」でイラっときた時の教え方

    名門筑波大学付属小学校副校長、田中博史氏。「自ら考え、自ら表現できる子ども」を育てる算数のカリスマ教師として知られる。また、「先生の先生」としても、全国各地はもとより海外でもモデル授業や講演を数多くこなす。メディアでの活躍も幅広く、NHK教育テレビ「かんじるさんすう1、2、3!」、NHK総合テレビ「 ...

  • 現代における冒険とは。「23歳で世界七大陸最高峰制覇」の写真家が向かう世界の『中心』

    作家マーク・トウェインはかつてこう書いた。「旅には、偏見や頑なさ、心の狭さなどを粉微塵に打ち砕く力がある。そして、多くの人はまさにそれらを克服するために、旅を必要としている」。まさに、生身で旅をすることで世界に関する思い込みを打ち砕き、その体験を言葉に変えてわれわれに伝えてくれる人物がいる。地球をフ ...

  • 中国と日本、給与格差は本当? 英語「バイリンガル」はまだ強い?

    日本企業の給与水準はアジア企業に比べて低い、と耳にすることが多くなった。「中国版Industry4.0」とも言える国策が強化される中国では、建国100周年までに世界トップクラスの製造強国になることを目標とする「中国製造2025」が実施されている。こうした国策強化にもよって2018年、中国本土の海外投 ...

  • 採用担当をうならせる履歴書の書き方とは。外資系人材を語る数字「69%」に学べること

    「中国が世界を制覇する」と予言されるようになって久しい。世界3大投資家の一人、ジム・ロジャーズも、「(子供には)絶対英語よりも中国語を学ばせたほうがいい。なぜなら、アメリカは衰退し、中国が再び世界の頂点に君臨することは明らかだからです」と言う。その時代に生き残るのは、活躍の場を国内外を問わず選べる、 ...

  • AIですべての医師に「匠の技」を、インフル検査も深層学習で──東大卒元救命医の挑戦

    ユニークな医師がいる。彼が学生時代の教授回診で感じた「モヤモヤ」と向き合えたのは、東大医学部卒業後、人口500人の沖縄の離島でドクターヘリに乗り、船医として活動した1年間だった。気づいた「残酷な」医療格差と戦うべく、帰京後に「アイリス」を創業。目指すは深層学習を利用し、医師全員で「匠の技」を共有する ...

  • アマゾン社食でかつて見た「ベゾス一家団欒」に思う 地球一裕福な夫婦の行き先

    筆者は今から18年前、アマゾン・ジャパンに勤務時代、米国、シアトル外れのアマゾン本社(当時は「Pac Med」という、病院を改築した古い建物だった)オフィスで、ジェフ・ベゾスと妻のマッケンジー、そして娘さんを見かけたことがある。「アマゾン・カフェ」と言われるいわゆる社食で、3人で楽しそうにランチをと ...

  • 「救急医療搬送」をナイジェリアに 若きフライングドクターの献身

    2011年、Forbes Africaに掲載されたこの記事に大変感銘を受け、翻訳の許可を得たので全文紹介したい。ナイジェリアで一人の若い女性が新しいビジネスに取り組んでいる。 オラ・オレクリン。彼女は家族を亡くした痛みを乗り越え、その夢を医療へ、そして空へと向けた。サハラ砂漠南方のアフリカ人女性、オ ...