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野口 晃菜

「インクルーシブな社会」の実現に向けて

1985年生まれ。インクルーシブ教育研究者。障害のある方の教育と就労支援に取り組む株式会社LITALICOの執行役員・LITALICO研究所所長として、差別や排除のないインクルーシブな社会とそのためのインクルーシブ教育についての研究と実践に取り組む。博士(障害科学)。

  • 自分に合った集中の仕方とは? パフォーマンスが最もあがる職場環境のつくり方

    視覚、触覚、聴覚、味覚、嗅覚。感じ方はそれぞれ異なり、どのような感じ方をしているのかを体験することは難しいため、お互いに想像力を働かせるしかない。私たちは自分が感じたことに対して、便宜上、言葉でラベルを付け、コミュニケーションのために使っている。Aさんの「痛い」とBさんの「痛い」は厳密には異なる「痛 ...

  • 「過敏」とうまく付き合う方法 感じやすい人がとるべき工夫とは?

    前回の連載では、障がい者の捉え方についてお伝えした。端的にまとめると、下記の3点に集約されると私は考えている。1. 困難さは個と環境との相互作用の中に起きること2. 障害特性には濃淡があり、大多数に合わせて社会がデザインされていることから、濃すぎる人・薄すぎる人は困難さを感じやすいこと3. 性格か障 ...

  • それは障がいか、性格か──私たちは「障がい者」をどう捉えるべきか

    多様な人が共に過ごすインクルーシブな社会を実現するための施策のひとつとして、わたしが重要だと考えているのは、働くことを望む障害のある人が自分らしく働ける文化、土壌や仕組みづくりである。平成30年4月1日から、障がい者の法定雇用率が引き上げられた。これまでは2%だったが、従業員が45.5人を超える民間 ...

  • セクマイ、障がい者、外国人、多様性が活きる組織に必要なこと

    あなたの身の回りに障害のある友達、セクシャルマイノリティの友達はどのくらいいるだろうか。はたまた、障害のある人、国籍や肌の色や宗教が自分とは異なる人と働いた経験がある人はどのくらいいるだろうか?最近、多くの国や組織が「インクルーシブな社会」「多様性を活かした組織」を掲げるようになった。当然、差別や排 ...