1年のうちある時期になると、エルヴィス・プレスリーはビルボードの複数のチャートに登場することがある。たとえば彼の楽曲は、生前に録音し非常に成功を収めたクリスマスソングの数々のおかげで、ホリデーシーズンには大きな人気を博する。この伝説的アーティストは、作品に関連するニュースが報じられたり、ファンが記念日を祝うためにアルバムや楽曲を聴き直したりするタイミングでも、特定のチャートに時折再浮上することがある。
そして今週、プレスリーは特に大きな理由もなく、複数のビルボードチャートに返り咲いている。長年これほどの人気を誇ってきたミュージシャンの場合、競争の激しいランキングに戻るために大きな後押しがなくても、豊富なカタログがその役割を十分に果たすことがあるのだ。
『Elvis: 30 #1 Hits』は、今回の集計でビルボードの2つのランキングに再浮上した。すでに両方のチャートで通算100週以上ランクインしているが、先週はどちらにも登場していなかった。
このプレスリーのベストヒット集は「Top Country Albums」チャートで33位に復帰している。
同アルバムは「Top Rock & Alternative Albums」チャートにもランクインしており、ロックやオルタナティブ、さらに関連サブジャンルを含む同チャートで45位に再登場している。
このアルバムは、以前カントリー限定のランキングである「Top Country Albums」で首位を獲得したことがあるが、「Top Rock & Alternative Albums」チャートではまだ首位を獲得したことはない。同チャートにおける最高位は5位だ。
『Elvis: 30 #1 Hits』が最も短い期間しかランクインしていないのは「Top Rock & Alternative Albums」チャートで、今回の集計時点で通算153週となっている。一方、「Top Country Albums」チャートではその倍以上となる312週を記録している。
