すばらしい休暇を過ごすために必要なものは、必ずしも飲み放題の店やバーで飲むことではない。お酒を飲まない人や飲酒に関心がない人たちは、そのことをよく知っている。
ノンアルコールのカクテルを提供する洗練されたバーや、アウトドアアクティビティ、スピリチュアルな経験など、飲酒の習慣がない旅行者たちが厳選した、「飲まない」旅行者が特に高い関心を持つと考えられる楽しみ方を提供している注目の旅先10カ所を紹介する。
セドナ(米アリゾナ州)

セドナ|米アリゾナ州(Shutterstock.com)
米国とカナダに拠点を持つSee Sight Tourのガイド、ステファニー・ウェブは、初めてこの「聖域」を訪れたときのことを振り返り、「このエリアが持つエネルギーは、本当に健康を取り戻させてくれる」と語る。
同社は「歩く瞑想(マインドフル・ウォーキング)」を取り入れながら、特にエネルギーが強いスポットとして有名なボルテックス・サイトを訪れるガイド付きのハイキングツアーも開催している。
また、この地域にはウェルネススパも複数あり、ヨガのクラスややジュースバーなどでエネルギーを回復させることができる。
ハリファックス(カナダ・ノバスコシア州)

ハリファックス|カナダ・ノバスコシア州(Shutterstock.com)
海の魅力で知られるハリファックスでは、地元で作られたハーブティーや、ノンアルコールのクラフトドリンクを提供する店が増加している。前出のウェブによると、お酒を飲まなくても、おいしい食事とともに、美しい港の眺めとリラックスした雰囲気を満喫することができるという。
メンフィス(米テネシー州)

メンフィス|米テネシー州(Shutterstock.com)
音楽とパーティーは、お酒がなくても楽しむことができる。それを証明するのが、ロックンロールが生まれた場所として有名な伝説のレコーディング・スタジオ、サン・スタジオや、スタックス・アメリカン・ソウルミュージック博物館があるメンフィスだ。
バーやライブハウスが多く集まることで知られるビール・ストリートにも数多くの家族向けの店があり、必ずしも「アルコールが中心」になっているわけではない。
ロンドン

ロンドン(Shutterstock.com)
ロンドンでは、ノンアルコール飲料がブームになっている。パイロットで旅行エージェントでもあるジャスティン・クラブは、従来のカクテルと変わらないほどのモクテル(ノンアルコールカクテル)やノンアルコールスピリッツを提供するRedemption Bar(リデンプション・バー)、Club Soda’s Tasting Room(クラブ・ソーダ・テイスティン・グルーム)が特にお気に入りだという。
東京

東京(Shutterstock.com)
東京がお酒を飲まない旅行者に「驚くほど寛容」だったことに驚いたというクラブは、伝統的な茶道だけでなく、お茶をベースにした独創的なノンアルコール・ドリンクを提供する現代的なカフェまで、幅広い日本のお茶の文化は、特にすばらしいと述べている。多くの居酒屋がさまざまなノンアルコール飲料を提供していることも、日本を紹介する理由とみられる。