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2024.11.03 09:00

大谷出場、WSの米視聴者数は「過去7年で最多」 昨年から2桁増

ワールドシリーズで優勝したドジャースの大谷翔平選手(Mike Lawrence / Getty Images)

第1、2戦に続きドジャースが勝利した第3戦の平均視聴者数は約1360万人。昨年の第3戦から63%増加した。第3戦の平均視聴者数が最も多かった時間帯は米国東部時間午後9時〜9時15分で、約1425万人だった。特筆すべきは、第3戦の平均視聴者数が複数のチャンネルやストリーミングサービスで中継されたNFLのマンデーナイトフットボール(ピッツバーグ・スティーラーズ対ニューヨーク・ジャイアンツ)を上回ったことだ。この試合の平均視聴者数は約1340万人だった。
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第4戦はヤンキースが勝利した。アメフトの試合と重ならず、またドジャースが4連勝して優勝を決める可能性もあったため、平均視聴者数は約1630万人に増えた。この数は昨年の第4戦からなんと92%増。米国東部時間午後10時〜10時15分がピークで、平均視聴者数は約1820万人を記録した。さらに、シカゴ・カブスとクリーブランド・インディアンス(現ガーディアンズ)が対戦した2016年以来最も視聴者の多い第4戦となり、2019年の第7戦以来最も視聴されたWSの試合となった。

想像できるかと思うが、最終戦となった第5戦の平均視聴者数は約1860万人を記録し、最高の視聴率となった。同様に最終戦となった昨年の第5戦からは58%増で、2017年(視聴者数1890万人)以来、最も視聴された第5戦となった。前日に続き、2019年の第7戦以来、最も視聴されたWSの試合となった。試合序盤の5点差から逆転したドジャースがWS制覇を目前にしていた米国東部時間午後11時15分ごろ、視聴者数は約2100万人に達した。

WSのMVPには第1〜4試合のすべてで本塁打を放ったフリーマンが選ばれた。フリーマンはアトランタ・ブレーブス時代に出場した2021年のWSの最後の2試合で本塁打を打っており、WS史上初の6試合連続本塁打という記録を打ち立てた。
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米国でWSの視聴率が著しく伸びた一方で、米国との時差が大きいにもかかわらず日本でも視聴記録を更新した。試合開始時間は日本では多くの人が学校や職場にいる午前中だった。にもかかわらず、MLBによると第1、2戦の平均視聴者数は1520万人と米国並みだった。大谷選手と山本由伸選手の存在により注目を集めた。

ネイティブ広告のTaboola(タブーラ)によると、日本のファンは大谷選手を熱烈に応援し、日本のWSのページビューは実際のところ、米国を上回った(米国の1600万に対して日本は2100万)。ドジャースは来シーズン、東京でカブス相手に開幕戦に臨む。
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大谷vsダルビッシュはシリーズ史上「最多視聴数」、しかも日本は米国以上

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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