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2024.07.15 16:45

AIで庭づくり革命、積水ハウスの最新ツール

プレスリリースより

自然生態系の破壊を止めて生物多様性の回復の方向に舵を切るネイチャー・ポジティブの考えがビジネス界にも浸透してきたが、住宅メーカーの積水ハウスもそうした観点に立ち、2001年から「5本の樹」計画を進めてきた。そして、それを効率的に実現するためのツールが登場した。

積水ハウスは、3本は鳥のため、2本は蝶のためとして、住宅の施主に5本の樹を庭に植える提案を行っている。それらの庭木を在来種から選ぶことで、地域の生態系の回復に貢献しようという考えだ。また、身近な生き物と触れ合うことがウェルビーイングの向上につながる。事実、積水ハウスと東京大学大学院農学生命科学研究科との共同研究によれば、身近な生き物との触れあいが多い人ほどうつ症状を示す確率が小さくなっている。

こうした取り組みの効果を可視化し最大化するために、積水ハウスは、ネイチャー・データサイエンティストの研究者スタートアップ、シンク・ネイチャーと共同で、ビッグデータを活用した「生物多様性可視化提案ツール」を開発した。住宅の建設地、植えたい木の本数を入力すると、その地域の在来種のうち生物多様性保全効果の高い順に樹木の組み合わせが10通り示される。そこから木を選ぶと、呼べる鳥、呼べる蝶が何種類あるかなどが表示されるという具合だ。

「5本の樹」計画では、年間88.6万本、累計で2000万本の植樹を達成している。その生物多様性の回復効果は、計画開始前の2000年と比較して、2030年には37.4パーセント、2050年には40.9パーセントと見込まれている。そこに「生物多様性可視化提案ツール」が加わると、従来の提案方法の約2.6倍の効果が期待できるということだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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