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2024.06.19 17:45

「墓じまい」を7割の人が検討

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人々の価値観というのは、時代とともにどんどん変わってきている。自分が死んだら先祖代々のお墓に入りたいと思うより、核家族化により新しいお墓を作ったり、お墓を持たない散骨や樹木葬にするなど、どうすべきか考えている人も多いだろう。少子高齢化の時代、お墓を残して子孫に負担をかけたくないと墓じまいを検討する人も少なくない。そうした、墓じまいについての調査をAlbaLinkが行っている。

それによると、墓じまいをしたいと思っている人は、「とても思う」「やや思う」を合わせると70.8%に上った。

その理由としては、「維持管理・墓参りが大変」がもっとも多く、「跡継ぎがいない」「子供に負担をかけたくない」と続いている。

1位の維持管理・墓参りが大変と回答した人の意見としては、「お墓のある場所が遠く、頻繁に行けないから」「お墓は現在住んでいるところから遠方なため、墓参りや掃除などができていないから」と、今住んでいる場所から離れたところにあるというのが大きな理由のようだ。

2位の跡継ぎがいないと回答した人の意見としては、「私たちは子どもがいない夫婦なので、お墓の世話をしてくれる人が途絶えてしまうため」「自分の代で後継ぎがいなくなり、管理する人間が不在となる」と、少子化の影響で、無縁墓となり荒れてしまうよりは、改葬することを望んでいる。

3位の子供に負担をかけたくないは、1位と考え方が同じで、遠距離の墓を守ってもらうより改葬をという考える人が大半だ。

自分が亡くなったときにしてほしい方法としては、「散骨」がトップ。「先祖代々・家族の墓に入る」「樹木葬」と続いている。

一方で、墓じまいをしたくないという人の理由としては、「しばらく維持管理できる」がトップ。「先祖代々の墓だから」「心の拠り所として残したい」となった。

人それぞれ考え方はさまざまだが、墓を守ることができなくなる前に、墓じまいをするというのは正しい判断だろう。ただ家族や親戚と相談してみんなが納得行く形で進めていってほしい。
出典:AlbaLink「墓じまいについての調査」より

文=飯島範久

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