5月8日(水曜日):新月
日本時間5月8日12時22分、星空観賞する人たちが待ち望んだ新月の瞬間がやってくる。この月相で、月は地球と太陽のほぼ中間に位置し、夜空は月の光から解放される。これにより、同日の夜は今月最も星空観賞に適したタイミングとなるが、実用的には今週いっぱいほぼ完璧な夜空となる。5月10日(金曜日):水星が西方最大離角
水星を見る最大の機会を求めるなら、太陽から最も離れた位置にくる「西方最大離角」を迎えるこの日を待とう。この時、水星は火星と土星の下、東の空のいつもより高い位置にあり、見える時間は長くなるが、それでも日の出前の高度は10度程度で観察は難しいかもしれない。5月10~12日(金~日曜日):三日月
満ちていく三日月が、3晩続けて日没直後の西の空に見える。・5月10日:輝面比7%の三日月
・5月11日:輝面比13%の三日月
・5月12日:輝面比21%の三日月
5月12日(日曜日):月とふたご座
日没後に西を見ると、輝面比21%の満ちていく三日月の側に、ふたご座の明るい恒星ポルックスと「双子」のもう一方であるカストルが見える。今週の星座:うしかい座
うしかい座は、夏が近づいていることを表すサインだ。この星座で最も明るい赤色巨星のアークトゥルスは、地球から見える最も明るい星の1つであり、わずか37光年の距離にある。今週の天体:子持ち銀河
フェイスオン(正面向き)の渦巻銀河の1つで、別の小さな銀河をともなう「子持ち銀河」( M51)は、小型の天体望遠鏡があれば見ることができる。2800万光年の彼方にあり、近くにはりょうけん座と北斗七星がある。(forbes.com 原文)