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2024.02.15 17:00

【第5弾】アトツギであり起業家・地域VCも登場! SGイノベーター8人発表

中部エリア

石川 貴也 側島製罐 代表取締役
#自律分散型組織 #事業承継 #ビジョン

いしかわ・たかや◎1986年名古屋市生まれ。慶應義塾大学を卒業後、新卒で日本政策金融公庫へ入庫。事業企画部などに在籍、内閣官房へも出向。約10年勤めたのち、先代である父親と事業承継にかかる念書を取り交わし、2020年に側島製罐へ入社。経営理念すらなかった老舗缶メーカーにて「世界にcanを」「宝物を託される人になろう」というミッション・ビジョンを掲げ、下請けレガシー企業を老舗ベンチャーへ改革中。缶を「心の道具」と定義した自社ブランド「側島心具製造所」を立ち上げ。23年に同社代表取締役に就任。「社長」という肩書は無くし、社員が給与を自分で決める「自己申告型報酬制度」を導入するなど、自律分散型の組織づくりを通じた新しい時代の中小企業の在り方に挑戦している。
 
趣味:ダイエット(年間3000kmラン)、海外旅(南極含む7大陸70カ国踏破)

メッセージ:
政策金融機関や中央省庁で様々な企業を見てきましたが、日本の中小企業のポテンシャルはとても高く、その中心には「人」がいると確信しています。これからの時代、中小企業がその潜在的な成長力を発揮するためには、今までのピラミッド型の閉塞的な組織のあり方を根本的に見直し、人間性を解放して良心を信じて委ねるような覚悟を経営者が持たなければいけないと思っています。

私自身が「アトツギ」としてその先駆けとなるとともに、日本の伝統的な「下請け中小企業」の殻を破って変わっていく会社のストーリーを中心に、世の中に不意打ちを与えられるような発信をしていきたいと考えています。

 関西エリア

野口 拓勇 下鴨茶寮 取締役
#ブランディング #伝統と革新 #食事業

のぐち・たくゆう◎大学卒業後、鉄鋼商社勤務を経て、国際協力機構の海外協力隊事業に参加、6年に渡りアフリカでのODA事業に従事した後帰国。その後、国内の宿泊施設等の事業再生プロジェクトや運営マネジメントに関わった後、株式会社オレンジ・アンド・パートナーズに入社。同社が京都の料亭下鴨茶寮を事業継承するにあたり総支配人に就任。現在は下鴨茶寮の飲食事業及び食品事業の統括責任者。下鴨茶寮本店においては、「ミシュランガイド2021年京都・大阪」以降、3年連続で一つ星を獲得。
 
趣味:登山
 
メッセージ:
京都で167年の歴史を有する料亭を「日本文化の発信拠点」と捉え、そこから新しいブランド価値を創出していきたいと考えています。食を取り囲む環境、生産者の方々、素材により深く向き合うことで食事業の可能性は大きく広がっていきます。テクノロジーとの融合型ビジネス、事業継承支援、地方創生など、従来のレストラン事業の枠を超えた、新たな事業チャレンジを心懸けています。ただ美味しさを追求するだけではなく、食を通じて幸福を創造することが一番大切だと思います!
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