第5弾は、日本の魅力を世界に発信する8人のSGイノベーターを紹介しよう。
北海道・東北エリア
酒井里奈 ファーメンステーション 代表取締役
#バイオものづくり #サーキュラーエコノミー #ソーシャルインパクト
さかい・りな◎ICU卒業後、富士銀行(現 みずほフィナンシャルグループ)、ドイツ証券、ベンチャー企業でM&Aや経営企画などに従事。その後、発酵技術を学ぶために東京農業大学応用生物科学部醸造科学科に入学、09年3月卒業。同年、株式会社ファーメンステーション設立。ファーメンステーションは、独自の発酵技術を活用し、未利用資源を機能性のある素材や製品にする事業に取り組み、サーキュラーエコノミーの実現を目指すバイオものづくりスタートアップ。事業性と社会性を両立したビジネスの実現を追求し、B Corp認証取得。
趣味:飲み会
メッセージ:
私たちは、発酵技術を活用して、多様な未利用資源/バイオマスを、バイオ素材に転換する事業に取り組んでいます。脱炭素化社会の構築といった大きな課題を前に、地域には、まだまだ活用できる資源で溢れていると日々感じています。サーキュラーエコノミーの実践の場からの発信を、そして日本各地の未利用バイオマスと世界市場を、みなさんと一緒につないでまいります!
関東エリア
谷川 じゅんじ JTQ 代表 スペースコンポーザー/ブランディングプロデューサー
#空間 #体験 #地域
たにがわ・じゅんじ◎1965年⽣まれ。2002年、空間クリエイティブカンパニー・JTQを設⽴。“空間をメディアにしたメッセージの伝達”をテーマに、 さまざまなイベント・商空間開発・地域活性化事業・シナジスティックデザインを⼿掛ける。独⾃の空間開発メソッド「スペースコンポーズ」を提唱、環境と状況の組み合わせによるエクスペリエンスデザインは多⽅⾯から注⽬を集めている。主なプロジェクトとしてパリルーブル宮装飾美術館Kansei展、平城遷都1300年祭記念薬師寺ひかり絵巻、LEXUS Store Design マスタープラン、スマートシティ前橋市アーキテクト、地域活性化事業アドバイザーなど。趣味:犬の散歩、旅
メッセージ:
『もともとある自然・地域に根差している文化・地域の食』。これらを僕は「史産(しさん)価値」と呼んでいます。地域が時間をかけて育んできた大きなアセット(資産)こそ、その地のマグネットであり最大価値。それらを見つけ、育み、次の世代へと渡すこと。地域社会と地域文化の循環こそが次世代へのバトンと考えます。
活き活きと生きることを生活といいます。特別なことを求めるのではなく当たり前の中に潜む可能性を見つけるために、暮らしの解像度をあげてみたいと思います。活き活きした瞬間を通じ、満たされた感覚を身体性ある情報に変えていく。鮮やかで躍動感ある社会を、コミュニティを、みんなと繋がり目指したいと思います。