ネットフリックスは、来シーズンの賞金額を発表していないが、第1シーズンの参加者は総額456万ドル(約6億7000万円)の賞金をかけてゲームに挑戦した。
ここ2週間で9つのエピソードが公開された『イカゲーム:ザ・チャレンジ』は、11月22日の公開以来、ネットフリックスで最も視聴された英語のコンテンツとなり、12月3日までの数週間で合計3150万人が視聴したとされている。
この番組の出演者がチャレンジするゲームは、オリジナルのドラマの『イカゲーム』ほど危険なものではないが、配信中の番組では2人の元参加者が「レッドライト、グリーンライト」と呼ばれるゲームをプレイ中に、低体温症などを発症したことを理由にネットフリックスを訴えると脅している。
Deadlineが報じたところによると、ネットフリックスは撮影中に456人の参加者のうちの3人が、厳寒の旧英空軍基地での撮影後に医師の手当て必要としたことを認めたという。しかし、番組の広報担当者は、訴訟は起こされていないと述べている。
ネットフリックスは、第2シーズンの放送時期を明らかにしていない。
オリジナルのドラマ版『イカゲーム』は、ネットフリックスのために制作されたドラマで、韓国における貧富の格差を描いた内容が話題となった。このドラマでは、456人のプレイヤーが456億ウォン(約50億円)の賞金を獲得するチャンスを求めて、命がけのゲームに挑戦するが、その裏では、億万長者たちがエンターテインメントとしてショーを運営していた。世界的ヒットとなり、90カ国以上で最も視聴されたシリーズとなったドラマ版『イカゲーム』は、レビューサイトRotten Tomatoesで批評家スコア95%、視聴者スコア84%という高い評価を獲得している。
一方、オリジナルのドラマのファンは、リアリティ番組の『イカゲーム: ザ・チャレンジ』を当初から酷評していた。X(旧ツイッター)のユーザーの1人は「ネットフリックスが、ドラマ版『イカゲーム』の成功に乗じてリアリティ番組を制作するのは、『地獄の黙示録』をヒットさせた映画会社が、ベトナムに侵攻するようなものだ」と投稿している。
(forbes.com 原文)