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2023.08.31 10:30

給電車、農村漁村、キャンプ場で──自由な先端ワーケーション3選 

例えば、2023年5~7月に和歌山県みなべ町で実施された 「 梅収穫ワーケーション(通称・梅ワー)」では、普段の仕事をリモートでこなしながら、自然あふれる地域で梅の収穫作業に没入する体験が提供された。

和歌山県みなべ・田辺地域は世界農業遺産に認定され、400年にわたり高品質な梅を持続的に生産する独自の農業システムをもつ。一方で、梅農家の高齢化や後継者不足などの課題もあり、都心部の人たちが梅の収穫作業などのお手伝いを通じて、地域にも貢献できる。

地域の人々と共に汗を流し、普段とは全く異なる仕事を体験することで、心も豊かになるだろう。

時間貸しキャンプ場でテレワーク

最後は、SGイノベーターの松尾泰貴がソーシャルデザイン担当の執行役員を務める、大阪・八尾市の友安製作所。DIYやインテリア・エクステリア専門店でありながら、松尾が中心となり、人々のライフスタイルに着目したまちづくりに取り組んでいる。

そんな友安製作所が今年始めた「友安製作所モリノネカワノネIWAYA」に着目。福井県勝山市に所在する時間貸しのキャンプ場だ。

プランごとに利用料は異なるが、2時間以上から1時間550円で利用できる。

ソロキャンプでの利用はもちろん、家族や友人とのキャンプを楽しみながら、リモートで仕事に取り組むことができる。近隣には温泉施設もあり、日頃のオフィスワークで疲れた身体を癒すことができるだろう。

気に入ったスポットで自分なりの働き方を模索するのは、ワーケーションの醍醐味。

新鮮な環境で働けば、リフレッシュしながらこれまで以上の成果を生み出せるとの見方もある。普段のオフィスや自宅から一歩外へ踏み出し、ワーケーションに挑戦してみてはいかがだろうか。

▼こちらもチェック!

全国各地から地域に根ざした「⼩さくても偉⼤」な企業を発掘する「スモール・ジャイアンンツ」プロジェクト。産官学金の垣根を取り払い、地域に変革を起こす「スモール・ジャイアンツ イノベーター(略称・SGイノベーター)」とともに、小さくても価値の大きな取り組みを発信している。

文=椿ことね 編集=督あかり

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