IBM AI Draw Analysisでは
シングルスの各選手のそれぞれの決勝戦への道のりがどれだけ有利かをAIで定義する。選手のドロー(トーナメントの組み合わせ)の有利さは、勝ち上がった際に対戦する可能性のある相手との対戦成績や、ドローにおける選手の位置がライバルと比較してどうであるかなどの要素に基づき、スケールに沿った評価で示される。この新しい洞察により、ファンは、選手のランキングだけではわからないシングルス・ドローの変則性や意外性を発見することができ、ファンコミュニティー内での議論やエンゲージメントを活性化するという。
IBMのマーケティング&コミュニケーションズ担当 シニア・バイス・プレジデントであるジョナサン・アダシェク(Jonathan Adashek)氏は、「IBMは、ウィンブルドン選手権のようなメジャーなスポーツイベントにおいて、優れたデジタル体験を通じて観客を増やすために、いかにこのようなテクノロジーが重要であるかを目の当たりにしてきた。ウィンブルドン選手権独自のファン体験を生み出すために使用しているAIおよびデータ・プラットフォームは、IBMがあらゆる分野や業界の顧客とビジネス変革を推進するために使用している技術と同じものだ」と述べている。
今年一気にバズワードとなった生成AI(ジェネレーティブAI)活用の可能性をより身近に感じられる、新たなスポーツ観戦を伝統の大会で体験してみてはいかがだろうか。
プレスリリース