brightvoxは透明な筒状のディスプレイで、その中に3D映像が表示されます。どの角度からでも、その中に実際に物があるかのように見えます。2022年11月にリリースされ、brightvoxこれはすでに、イベントやショールームなどでデモンストレーションされているので、目にした人もいるかもしれませんね。
これは、リコーの新規事業アクセラレーションプログラム「TRIBUS」から生まれたスタートアップ企業ブライトヴォックスの製品です。詳しい仕組みは公表されていませんが、通常の2次元ディスプレイで画像を構成するピクセルを立体化した「ボクセル」を立体的に重ねているとのこと。小さな光の点を、レゴのように組み立てているのです。
brightvox 3D Meetは、そのシステムを使い、送信者の3Dスキャン映像をリアルタイムで相手のbrightvoxディスプレイに表示させます。解像度はいまひとつですが、じきに高解像度化されていくものと思われます。そうなれば、ビデオ会議での相手の表情がさらに細かく把握できたり、機械モデルなどを3D映像で送って細部を共有できたりと、通信の情報量が飛躍的に多くなることでしょう。そんな日は、もう目の前です。
プレスリリース