「Miroki」3つのスペック補足
1. 優れたグリップ技術を搭載「魔導石(ルーン)」と名付けられたBluetooth内臓のタグを頼りに、四本の指と手のひらで指示された物を掴むことができる。自ら腕を伸ばしてハンドルを握り、トレイを持ったり、台車を押し進めることができるので、運びたい物を人が手に乗せてやる必要はない。「運ぶ」動作を一から代行してくれる。
2. 商用実装世界初の「ボール状の足」とナビゲーション
脚部分には大きな球体が採用されており、玉乗りのような状態で前後左右へ滑らかに動く。人が軽く手を引いて引き寄せることも容易で、使用したい現場へロボット自体を持ち上げて移動させる作業はもちろん不要だ。4つのカメラによる空間認識も優れており、万一バランスを崩した際も、内蔵された補助脚を用いることで倒れず、自力で体勢を保つことが可能になっている。
3. 人間と「意思疎通」ができる
挨拶程度の簡単なコミュニケーションはもちろん、口頭で伝えられた業務の指示も理解することができる。顔となる部分は、目元や鼻の凹凸がついた立体的なモニター仕様。絶えずキャラクターの顔が映し出され、話している相手の方向へ視線を向けながら、頷いたり、微笑んだり、時には眉間に皺を寄せるなど、人間のように複雑な表情を見せる。