一方、コンサート業界向けメディアPollstarは、バッド・バニーの北米および世界ツアーの売上が今年最も高かったと報じている。
スタブハブは、同社の北米のプラットフォームとチケット販売サイトviagogoにおけるチケットの累積売上に基づいてランキングを作成している。それによると、今年最も需要が高かったのは、「Farewell Yellow Brick Road」と題したツアーを開催中のエルトン・ジョンで、ハリー・スタイルズ、コールドプレイ、バッド・バニー、モトリー・クルー、モーガン・ウォレン、ビリー・アイリッシュ、ガース・ブルックス、アデル、ジャスティン・ビーバーらがそれに続いていた。
スタブハブは、「エルトン・ジョンのツアーは過去5年間で最高の売上を記録し、ハリー・スタイルズのLove On Tourを50%以上上回る売上を記録した」と、自社の売上データを引用して述べている。
一方、Pollstarによると、エルトン・ジョンの北米ツアーの2022年の売上高は2億180万ドルで、今年の北米ツアーの中で2番目の売上高だったという。同社によると1位はバッド・バニーで、2022年に世界で3億9330万ドルを売り上げ、北米での売上は3億5650万ドルに達したという。
バッド・バニーとエルトン・ジョンの北米ツアーに続くのは、デフ・レパード/モトリー・クルー(1億7740万ドル)、ハリー・スタイルズ(1億6040万ドル)、ケニー・チェズニー(1億3530万ドル)だったとされる。
Pollstarによると、2022年に世界で行われたトップ100のコンサートは、合計で62億8000万ドルの売上をあげていた。これは、パンデミックによってライブ音楽業界が大きく落ち込む前の2019年の数字から13%増となる。
2023年から始まるテイラー・スウィフトの「The Eras Tour」は、「10億ドルの大台を超える可能性がある」とPollstarは述べている。これは、スウィフトにとって2018年以降で初めての大規模なツアーであり、彼女のキャリアの中でも最大級のものとなる。
ローリング・ストーンズは昨年、全世界で1億1500万ドル以上を稼ぎ出し、他のどのアーティストよりも多くの売上を記録していた。
(forbes.com 原文)