それから20年。超富裕層以外の人も行けるようになる宇宙旅行は徐々に現実味を帯びてきており、Blue Origin(ブルーオリジン)、Virgin Galactic(ヴァージン・ギャラクティック)、Space Perspectives(スペース・パースペクティブ)といった企業が7桁ではなく6桁の価格帯で宇宙に到達する方法を提供している。
しかしチトーは宇宙訪問を終えたわけではなく、再訪を計画している。SpaceX(スペースX)はこのほど、チトーと妻のアキコ・チトーに同社2回目の有人月周回飛行ミッションのチケットを販売したと発表した。2020年代後半もしくは2030年代前半の打ち上げになる見込みだ。もちろんこれは、国際宇宙ステーションに12日間滞在した億万長者の前澤友作が行くことになっている最初の月旅行を含め、現在からそれまでの間に行われるミッションの成功にかかっている。
チトーは現在82歳で、明らかにSpaceXが火星への飽くなき挑戦を続けることを切望している。チトーは最初のフライトの後、宇宙へ戻りたいとは言わなかったが、SpaceNewsなどのメディアの記者に対し「時が経つにつれ、SpaceXの開発と彼らがやっていることに魅了された」と語っている。
SpaceXは多くの人を魅了し続け、特に有名な宇宙旅行者が搭乗することになったこれらの月旅行は間違いなく世界の注目を集めるだろう。
(forbes.com 原文)