社会課題は、政府が打ち出した「経済財政運営と改革の基本方針2022(骨太方針2022)」をはじめ、さまざまなかたちで可視化されている。骨太方針ではスタートアップの創出自体が大きな課題として定義されているが、思考OSの変化という角度から見ても、社会構成の今後のあるべき姿から考えても、民間の力を最大化させるかたちでの分散型の社会課題解決構造は、やはり重要なテーマといえる。
その実現のために、人間社会の新しい思考OSに合った制度設計が、スピード感をもって行われることに期待したい。
なかやま・りょうたろう◎マクアケ代表取締役社長。サイバーエージェントを経て2013年にマクアケを創業し、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」をリリース。19年12月東証マザーズに上場した。