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2022.09.13

松岡陽子の家事、育児支援「Yohana」 神奈川で15日から開始

Yohanaのアプリ(提供=パナソニック)

パナソニックホールディングス執行役員の松岡陽子が自身で手掛ける家事・育児アシスタントサービス「Yohana(ヨハナ)」を、9月15日から神奈川県で開始する。価格は月額1万8000円(税込み)。

Yohanaは、子どもの誕生日プレゼントの手配や夕食の献立の提案、美容院の予約など日々生まれるTodoタスクをプロに任せることができるサービス。2021年9月から米・シアトルで提供を開始し、これまで1000以上の家族が利用した。

日本展開にあたっては、5月頃から100名以上に試験的にサービスを提供し、満足度は92%(9月5日時点)だという。松岡は記者発表で、生まれ育った地である神奈川県から提供を始め「できるだけ早く、全国に広げていきたい」と話した。

プロダクトをリードする藤田大法(ふじたひろのり)は、自身も課題意識を抱いているという。

「息子と妻と3人、アメリカで暮らしていますが、夫婦共に忙しいなか妻と話し合うのは食事に関してです。今週は誰が食事を用意するのか、何を作るのか、作る時間があるのかなど。こうした日常的な課題を松岡と一緒に解決していきたい」

Yohanaのチームは、サービス利用をサポートする「ガイド」、Todoタスクの整理や業者の手配を行う「スペシャリスト」、企画提案や調査を行う「リサーチャー」、さらに各業界の専門家や外部パートナーとの「ネットワーク」で構成される。

米国でも同様の体制が敷かれてるが、家の修繕や家事代行など、日本人の利用者が不安を感じやすいサービスについては、Yohanaの独自トレーニングを受けた自前のスタッフを用意している。

今回の日本展開を記念し、キャンペーンも行う。9月15日から12月12日までにメンバーシップに登録すると、入会から1年間は月額8000円で利用可能だ。

ただ、外部の業者による専門的な作業などを利用する場合は別途料金が発生する。物価高などが家計を圧迫するなかで、利用者がどこまで伸びるのか注目したい。

関連記事:松岡陽子の家事・育児アシスタントサービス「Yohana」 日本展開へ

文=露原直人

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