正しい人材を採用するために、面接で尋ねるべき10の質問

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労働市場は現在、非常にアツイ状態だ。企業は新たな求人を掲載する中で、会社の現在の目標が面接プロセスを通して実現するようにすることが極めて重要だ。

筆者は加速学習企業の最高経営責任者(CEO)として、デルタやサムスン、ノバルティスといった企業の採用ニーズを満たす面接技術を共同開発してきた。簡略化やイノベーションを促進する変革プログラムを最近始めた人は、組織で次のような面接質問を取り入れるか、自社に合わせて活用することを検討しよう。

1. イノベーションをどのように定義しますか?

2. 複雑な事業や業界をうまく簡素化した人を挙げることはできますか?

3. 採用された場合、組織で簡素化が習慣になるようにするにはどのような複数の方法がありますか?

4. 職場であなたが尋ねたことがある、破壊的な質問の例を挙げてください。

5. どのような管理職の習慣が複雑さを助長すると思いますか? あなたならどのようにそのサイクルを断ち切ろうとするでしょう?

6. 同様に、あらゆることを不必要に複雑化する人がいたら、どう対処しますか?

7. あなたの職場で根本的な変化が起きたときのことを説明してください。どのように反応しましたか?

8. あなたが、いら立たしいプロセスや時間がかかる作業を簡略化するために作った回避策の例は何ですか? それは新たな習慣として採用されましたか?

9. 情報があまりない状況で早急に決断を下す場合、どのようなプロセスを使いますか?

10. 職場でのあなたの目標達成を阻むものには何がありますか?

その候補者が、イノベーションや簡素化に個人的にどう取り組むかを明らかにするような答えを探すこと。革新的な思考の人は、問題をどのように創造的に解決するかや、どこで新たなインスピレーションを得るか、誰と一緒にホワイトボードを使った議論を行うかを説明できるものだ。

一般的な説明をしたり、「パラダイムシフト」や「ピュアシナジー」などの専門用語を使ったりする候補者には明らかに注意すべきだ。

また、真に物事を簡素化する人は革新を起こす人と同様、自分の哲学を共有し、複雑さをなくした経験について説得力のある現実世界の例を挙げたがる。こうした人は自分が直面した課題について率直に答え、自分の経験を直接的に詳しく説明するものだ。

個人的な話を挙げず「少ない方が効果的」「煩雑な仕事は慢心だ」などと述べる人は、物事を複雑にする傾向がある典型的な人材である可能性が高い。

生産性の向上から画期的なアイデアまで、革新的な思考や簡素化のようなスキルは現代の組織において極めて価値があるものだ。面接中にこうした特徴を見分ける力は非常に大きなもののように思えるかもしれないが、これは上記の10の質問のように的を射た質問をし、答えの裏にある偽りのなさに耳を傾けられるかどうかの問題だ。

forbes.com 原文)

翻訳・編集=出田静

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