スナップは先月から、月額3.99ドルの「Snapchat Plus」を米国、英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのユーザー向けに提供しており、ウェブ版のサービスは、18日からこれらの地域で利用可能になった。それ以外の地域でも、将来的に利用可能にする計画という。
スナップの株価は、18日午前中の取引で3%上昇して14.06ドルをつけ、マーケット全体の上昇率を上回った。しかし、同社の株価は年初来で69.8%下落しており、昨年9月の高値の83.34ドルからは程遠い。
スナップの株価は5月24日に、同社が「マクロ経済環境の悪化が当初の予想の規模と速度を上回って進んだことにより、四半期の売上と利益が予想を下回る見通しだ」と発表したことを受け、40%以上下落していた。フォーブスは、スナップの創業者でCEOのエヴァン・シュピーゲルの保有資産が昨年から80億ドル近く減少し、34億ドル(約4700億円)になったと試算している。
Snapchatのウェブ版は、ここ数週間でスナップが発表した最新の機能だ。6月29日に始動したSnapchat Plusで、ユーザーは友達リストやバッジの独自のカスタマイズ機能を利用可能になるが、広告の非表示には対応していない。
英フィナンシャル・タイムズは先週、スナップがNFTをプラットフォームに取り入れる初期段階にあると報じていた。
スナップは14日のマーケットのクローズ後に四半期決算を発表する予定だ。