ニッキー・ミナージュが「ワクチン慎重派」を表明 注目イベントを欠席

ラッパーのニッキー・ミナージュ(Photo by Dimitrios Kambouris/Getty Images for The Met Museum/Vogue)

ラッパーのニッキー・ミナージュは、新型コロナウィルスのワクチン接種が参加者に義務付けられていることを理由に、9月13日に開催されたファッションの祭典「メットガラ(Met Gala)」への参加を見合わせると発表した。

ミナージュは、ツイートで、「私が仮にワクチンを接種するとしても、それはMetのためではない」と述べた。彼女は、自身が「十分なリサーチ」をしたと感じてから、ワクチンを接種するという。ミナージュはさらに、愛する人たちに向けて「マスクはしっかりするように」と呼びかけた。

「VOGUE」によると、メットガラのルールでは出席者はワクチンの接種証明と、イベントの1日前に受けたテストの陰性結果の提出を求められ、飲食時以外は室内でマスクを着用することが義務付けられている。


今年のMet Galaのホスト。右から3番目はテニスプレイヤーの大坂なおみ(Getty Images)

メトロポリタン美術館で開催されたこのイベントは、美術館などの娯楽施設への入場者に、ワクチンを少なくとも1回以上接種したことを示す証明書の提示を求めるというニューヨーク市の要件を満たそうとしている。

ミナージュは、別のツイートで12日に開催されたMTVビデオ・ミュージック・アワードへの出演を準備中に、新型コロナウイルスに感染したことを示唆していた。フォーブスは、MTVとミナージュのチームに問い合わせを行ったが、期限までに返答はなかった。

毎年5月に開催されるメットガラは、今年は9月に延期され、招待客の数を3分の1に減らして開催された。9月に開催されるニューヨーク映画祭やブロードウェイショーなどのイベントも、招待客だけでなく俳優にもワクチン接種が義務付けられている。

モデルのカイリー・ジェンナーも、メットガラの開始予定時刻の数時間前に今年は参加しないと発表し、インスタグラムで「参加できなくてとても悲しい。すべてのルックを見るのが待ちきれない」とコメントした。同じくメットガラの人気者である女優のゼンデイヤも、先に映画の仕事が入っているために参加しないと述べていた。

編集=上田裕資

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