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テンセントのCEO Ma Huateng / Getty Images

パンデミックによるオンラインゲームの人気の高まりを受けて、中国のテンセントが、12億7000万ドル(約1400億円)を投じて英国のビデオゲーム開発会社Sumoを買収する。

Sumoとテンセントの子会社であるSixjoy Hong Kong社は、7月19日にこの取引を発表した。テンセントのもう一つの子会社のMount Emei Investmentは、すでにSumoの約8.75%を所有している。

市場調査会社ストラテジー・アナリティクスによると、世界のゲーム市場は、昨年の1500億ドルから2025年には2500億ドルに成長すると予想されている。

ストラテジー社のエグゼクティブ・ディレクターであるニール・モーストンは、「テンセントは、世界的知名度を誇るゲーム開発会社Sumoを割安な価格で入手することになる。英国のSumoは、ソニーやセガなどと提携している欧州最高のゲーム開発会社の1つだ」と述べている。

シェフィールドを拠点とするSumoの非常勤会長であるIan Livingstoneは声明で、「当社はテンセントのゲームのエコシステムや専門的知見の恩恵を受けて、長期的な成功を確保していく」と述べた。

今回の取引は、双方にメリットを与えることになる。調査会社IHS Markitのラジブ・ビスワスは、「Sumoの買収により、テンセントは、中国国内の大規模なゲーム市場とグローバルビジネスの両方で、ゲームコンテンツを大幅に増やすことができる」と述べた。Sumoは、「Hotshot Racing」や「WST Snooker」などのゲームで知られている。

オンラインゲームの人気は、パンデミック後にはやや下火になると予想されるが、若年層の間の人気は定着しており、5Gモバイル技術によってプレイが容易になっているため、大きな落ち込みはなさそうだ。IDCの調査によると、新たにゲームを始めたユーザーのほとんどがゲームを継続しており、最近のゲームの純増数の75%が維持される見込みという。

IHS Markitのビスワスは、「パンデミック後の経済の再開により、オンラインゲームが多少落ち込むことが予想されるが、増加のほとんどは持続し、中期的には急速な成長が続く見通しだ。オンラインゲーム市場の成長を促す重要な要因は、世界的な5Gの普及と、Z世代の若者のゲームへの関心の高まりだ」と述べている。

編集=上田裕資

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