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配車サービス大手のウーバーとリフトは、両社とも深刻なドライバー不足に直面しており、パンデミック後に需要が高まり始めていることから、ドライバーを仕事に呼び戻すために現金によるインセンティブの提供を開始した。

ウーバーは4月7日、今後の数ヶ月間で2億5000万ドル(約270億円)の一時金を用意し、同社のプラットフォームに新たに登録する、もしくは復帰するドライバーに提供すると宣言した。オースティンでは、115回のサービスを完了したドライバーに1100ドルが支払われる。

リフトは休業中のドライバーが仕事に復帰した場合、最大800ドルのボーナスを提供している。

市場調査会社Edison Trendsのデータによると、ワクチンの接種率が上昇し各地で経済の再開が進むなかで、ウーバーとリフトの顧客の支出額は2月から3月にかけて30%増加した。これは、パンデミックで落ち込んでいた需要が戻りつつあることを示しているが、まだ仕事に復帰していないドライバーが多い。

ギグワーカーのためのブログ「RideShareGuy」によると、ドライバーが運転の再開をためらう背景には、直近の景気刺激策の下で彼らが週あたり300ドルの失業手当を受け取っていることや、自らのワクチンの接種を待っていること、配車企業のインセンティブが十分ではないことが考えられるという。

「2020年には、多くのドライバーが自分の時間に見合うだけの需要が無かったため、運転をやめていた。2021年はドライバーの数を顧客の需要が上回り、再び運転を開始するために最高のタイミングになるはずだ」と、ウーバーの米国・カナダのバイスプレジデントのデニス・シネリは述べている。

ドライバー不足はすでに問題になり始めている。ラスベガスやボストンでは、顧客がより長い待ち時間を報告している。ウーバーによると、この問題の一因はパンデミックの緊急事態条例の下で、配車企業がサージプライスを請求できないことにあるという。

カリフォルニア州では、ウーバーは最近、ドライバーが乗車前の顧客の目的地を確認し、独自の価格設定が行えるようにした。しかし、サンフランシスコ・クロニクルによると、ドライバーは、顧客を選り好みしたり、一部の顧客を拒否したりするようになり、サービスの信頼性が低下しているという。

編集=上田裕資

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