アップルは今年、iPhone 12シリーズに加え、iPadやHomePod mini、待望のアップルシリコン搭載のMacなど複数のプロダクトをリリースしたが、ここでさらに新たな製品が投入されるとしたら、一体どのようなデバイスになるのだろう。有力候補の一つは、以前から噂されていたオーバーイヤー型ヘッドホンのAirPods Studioだ。
アップルはこれまでオーバーイヤー型ヘッドホンを発売しておらず、これが事実であれば全く新しいカテゴリの製品を送り出すことになる。AirPods Studioに関しては、今年のWWDCやiPadの発表会などでのアナウンスが期待されていたが、先日はiOS 14のベータ版からこの製品のものらしきアイコンが見つかったことで、いよいよその登場が近づいたとの観測が浮上していた。
これまでのリーク情報によると、AirPods Studioはノイズキャンセリング機能を備えたヘッドホンで、左右を気にせずに装着できる設計になっている。さらにイヤーパッドは、マグネットで脱着可能な構造だとされる。
ブルームバーグのMark Gurman記者は今年4月の時点で、アップルが「レトロな外観を持つ、耳を覆うタイプのヘッドホン」の発売に向けて動いていると伝えていたが、彼が予想した通りの製品になるのかもしれない。Gurmanはこのヘッドホンにはレザー製とスポーツタイプの2種類が用意され、価格は350ドル程度と予測している。
ただし、もちろんこの予想が外れ、アップルが全く別のプロダクトをアナウンスする可能性もある。別の有力候補としては、忘れ物防止タグのAirTagsの発表も期待されている。しかし、筆者個人としてはクリスマス直前のこの時期に、アップルがヘッドホンをリリースするのだとしたら絶好のタイミングだと考えている。8日に何らかの動きがあることに期待したい。