最先端の経済誌「Forbes JAPAN」の記事紹介

電気自動車大手テスラを経営しつつ、 スペースXの有人宇宙飛行を実現させ たイーロン・マスクCEO(左から2人目)。 「火星移住が夢」と公言している。

5月30日、米宇宙開発企業「スペースX」はファルコン9の打ち上げに成功。翌31日には、宇宙飛行士ボブ・ベンケンとダグ・ハーレーが乗船したクルードラゴンが国際宇宙ステーション(ISS)とドッキングを果たしている。
 
今回の打ち上げにより、米宇宙開発は新たな時代を迎えた。2011年にスペースシャトルが引退して以来、米航空宇宙局(NASA)は、ロシアのソユーズ宇宙船を使った宇宙船の打ち上げに頼らざるをえなかった。それが、ロシアへの依存が解消されただけでなく、大幅なコストの削減にも成功できたのである。

米NPO「プラネタリー・ソサエティー」の調査によると、アポロ計画では宇宙飛行士1席分のコストは約3億9000万ドルだった。それに対して、スペースXのクルードラゴンの1席当たりのコストは推定約5500万ドル。

宇宙開発は一気に低価格化が進んでいる。

各宇宙船の飛行士にかかった推定コスト

1. アポロ(1961-1972)/3億9000万ドル




2. スペース・シャトル(1981-2011)/1億7000万ドル



3. マーキュリー(1958-1963)/1億4200万ドル



4. ジェミニ(1961-1966)/1億1700万ドル



5. ボーイング・スターライナー/9000万ドル



6. ソユーズ/8000万ドル



7. スペースX・ドラゴン2/5500万ドル




文=ナイアル・マッカーシー チャート=スタティスタ 翻訳=フォーブス ジャパン編集部

PICK UP

あなたにおすすめ

合わせて読みたい