さらに、マイケル・ベイ監督の「6アンダーグラウンド」は8300万アカウントで視聴されたという。
ただし、ここで示された視聴回数には利用者がエピソード全編を視聴した場合もあれば、2分しか観ていない場合も含まれているという。
ネットフリックスは視聴データの開示を厳しく制限しており、一部から批判も浴びている。番組の製作者ですら、正確な数値にアクセスできない場合もあるのだ。そんなネットフリックスが、視聴回数のカウントの仕方を変更しようとしている。
同社は先日、投資家向けのレターで、映画やドラマの視聴回数の算出方法を変更すると報告した。以前は、特定のエピソードが70%以上視聴された場合、1回とカウントしていたが、今後は最低2分以上視聴された場合に、1回とカウントするという。
同社によると、2分間という時間は「意図的に番組を選んだ」と認定するための十分な長さだという。ネットフリックスは今回の変更により、視聴回数が平均で35%増加することになると認めている。
投資会社Wedbush Securitiesのアナリスト、Michael Pachterは「コンテンツを扱う企業は、各社それぞれが好ましいと思うやり方で、視聴データを開示している」と述べた。また、ネットフリックスのメソッドには前例があるという。同社はBBCの取材に対し、ニユーチューブも類似したメソッドを用いて視聴回数を測定していると述べていた。
「このメソッドであれば、作品が長いものでも短いものでも、平等に視聴回数のカウントを行うことが可能になる」とネットフリックスは投資家たちに説明した。
Pachterはネットフリックスがグーグルの検索回数を根拠として、同社の「ウィッチャー」がDisney+の「マンダロリアン」よりも人気だとした件も、議論が分かれる点だと述べた。グーグルの検索回数は、必ずしも注目度を反映するものではないと彼は指摘した。
検索回数の多さは、利用者が「ウィッチャー」がネットフリックスの作品であることに気づいていないためかもしれない。
「ウィッチャー」と「マンダロリアン」のどちらの支持が高かったかは、ディズニーが次の四半期決算を発表する2月4日に明らかになるはずだ。