マーケット、ミレニアル世代、マネー担当。

テキサス州オースティンのアップルキャンパス(Photo by Drew Anthony Smith/Getty Images)

フォーブスはこのほど、米国の「ビジネスに最適な州」ランキングの2019年版をまとめた。規制やコストの面で高い評価を受ける南部ノースカロライナ州が3年連続で首位。2位には成長見通しが全米で最も良く、米アップルの新社屋建設なども追い風になった同じく南部のテキサス州が入った。

ノースカロライナ州は、6つの評価尺度(ビジネスコスト、労働供給、規制環境、経済情勢、成長見通し、生活の質)全てで上位3分の1に入り、特に規制環境では1位に輝いた。今年も米マイクロソフト、オンライン中古車ディーラーの米カーヴァナ(Carvana)、製薬大手の米ファイザーなどが州内の設備や人材に投資する計画を発表している。

一方、テキサス州では今年、アップルの動きが注目を集めた。オースティンで10億ドル(約1100億円)を投じて新社屋を着工。完成すれば1万5000人が働けるようになり、アップルは地元で最大の雇用主になる見通しだ。また、高級デスクトップパソコン「Mac Pro(マックプロ)」について、新モデルも引き続きオースティンの工場で生産することも決めた。面積約2万2700平方メートルのこの工場では500人が働く。

テキサス州は、法人税率、労働組合の組織率(4%)、ビジネスをするのにかかるコスト(エネルギーコストは全米平均よりも22%安い)がいずれも低い点が企業から好まれている。成長見通しが高く評価された結果、昨年の3位から順位を1つ上げた。

調査会社のムーディーズ・アナリティクスはテキサス州について、23年までに企業の雇用が100万人近く増え、雇用者数の年平均伸び率は全米3位になると予想する。一方、非営利団体のカウフマン財団の調べでは、テキサス州は昨年、起業した人の割合で全米4位につけた。国際会計事務所のプライスウォーターハウスクーパース(PwC)によれば、テキサス州はベンチャーキャピタル(VC)投資額でも昨年と今年、カリフォルニア、ニューヨーク、ワシントン各州に次ぐ全米4位となっている。

編集=江戸伸禎

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