ライフスタイル

2019.09.22 15:00

90年代、時計ジャーナリストが日本に初めて紹介した思い出の名機



前作のトランスアトランティックから装備された日付表示。それがこのタイプXXIでも引き継がれている。


ケースサイドに施されたコインエッジ。文字通り、コインの縁の側溝模様を想起させる彫金スタイルで、ブレゲ創業者のアブライアン=ルイ・ブレゲが得意とした手法である。ドレスウォッチなどに施されることが多く、現在も一部の高級時計にしか見られない。

BREGUET TYPE XXI 3817


アエロナバル、トランスアトランティックの次のモデルで、1954年に製造された原型モデル「タイプXX」の50周年を記念して2004年に登場。完成されたデザインなので、その印象はあまり変わらないが、センターのクロノグラフ秒針と60分積算計の分針が同時にフライバックする機能のほか、3時位置にはデイ&ナイト・インジケーターを搭載。ダイヤルはスレートグレイ、ケースは、それまでのモデルから3mmサイズアップして、42mmに。

ムーブメント:キャリバー584Q/2 自動巻き
パワーリザーブ:48時間
ケース素材:ステンレススティール
ケース径:42mm
価格:¥1500000
問い合わせ:ブレゲ ブティック銀座(03−6254−7211)


名畑政治◎時計ジャーナリスト。1959年、東京都生まれ。時計専門誌や男性情報誌にて時計やカメラ、ファッション関連の取材および執筆を行なう。94年から毎年、スイス時計フェア取材を継続中。現在は時計専門ウェブマガジン「Gressive」の編集長を務める。

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文=福留亮司 編集=青山鼓

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