マルマは最近、マドンナとのデュエットで注目を集めたほか、女性ラッパーのベッキー・Gらとのコラボも話題となった。マルマの活躍ぶりは、音楽業界におけるラテン系アーティストの人気の高まりを示している。
今週のユーチューブのチャートでは、5月31日から伝記映画「ロケットマン」が全米公開されたエルトン・ジョンも急浮上した。
マルマがマドンナと共演したシングル「メデリン」の楽曲タイトルは、25歳の彼が生まれ育った町の名前に由来する。コロンビアのシンガーであるマルマは現在、ユーチューブのグローバルトップアーティストの14位に入り、5曲をグローバルトップソングスに送り込んでいる。
マルマはこれまで5枚のスペイン語で歌われるシングルをビルボードのシングルチャートに送り込んでいるが、ユーチューブでの注目度の高さは彼のグローバルでの人気の高まりを示している。
マルマがマドンナと共演した「メデリン」は、今週のビルボードのHot 100入りは逃したものの、高いパブリシティ効果を生むこととなった。音楽業界は2017年に、プエルトリコ出身のルイス・フォンシが大ヒットを飛ばして以来、彼に続くラテン系のスターを発掘しようとしている。
ルイス・フォンシ&ダディー・ヤンキーの楽曲「デスパシート」は2017年にアメリカで最もストリーミング回数が多かった楽曲になり、再生回数は13億2279万9000回を記録していた。
「デスパシート」のミュージックビデオは2017年にユーチューブで史上最多となる30億再生を記録し、現在は62億回を突破している。
今週のユーチューブチャートでは映画「ロケットマン」の公開によって、エルトン・ジョンも急浮上している。「ロケットマン」はクイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」以来の注目のロック映画として期待を集めている。
米国で映画が公開された5月31日に、主題歌の「ロケットマン」のユーチューブの再生回数は1日あたり360万回に達した。映画「ロケットマン」の興行収入は6月5日時点で6720万ドル(約73億円)とされている。この映画の製作コストは4000万ドルと報じられていた。