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日本のキャッシュレス決済比率は2016年時点で19.9%。中国の比率が60%近くあることを踏まえると、日本は「キャッシュレス後進国」と言っていいだろう。

政府は「2025年のキャッシュレス決済⽐率40%、その先の⽐率80%の達成」という目標を掲げいるが、まだまだ日本国内のキャッシュレス化は道半ばだ。そうした中、日本クレジットカード協会(JCCA)がキャッシュレス決済を「使えるのに、使わないのはなぜか」に着目した調査を実施。その結果を発表した。

キャッシュレスを決済を利用し始めるきっかけは「お得」であること

日本クレジットカード協会の調査結果によると、キャッシュレス決済を利用し始めるきっかけは「ポイントやマイルが貯まるため利用を開始」するケースが最も多い。お得感がある場合には、支払いに慣れていて所用時間が少ないイメージの現金よりもキャッシュレス決済を使用するインセンティブが上回っている。



キャッシュレス決済を利用し続ける理由は「利便性」

一度キャッシュレス決済を使用した後に、継続利用する理由としては利便性が最も重要なポイント。「家計管理が楽だから・決済時間が短くなるから習慣化した」や「小銭を扱わなくて良いから・決済時間が短くなるから習慣化した」など使用時に利点を評価した結果、継続的な利用に至っている。



キャッシュレス決済先進国「中国」での決済比率は60%を超える

キャッシュレス先進国といえば、中国。上海や深センを訪れたとき、圧倒的多数がQRコードで決済すること、何より早くて便利なことに驚いた。スーパーやコンビニはもちろん屋台、タクシー、自転車シェアリングや物乞いまでもQRコード決済対応となっており、2015年時点でのキャッシュレス決済比率は60%を超えている。



日本でのキャッシュレス比率向上の鍵は…?

JCCAは国内でのキャッシュレス化推進には、ユーザー層毎に異なるアプローチが求められるとの見解を持つ。

ライトユーザー向けには「サインレス・PIN レスやコンタクトレス決済環境の整備により、決済の”簡便化・短時間化”など利便性を向上させることで、キャッシュレス決済の利用習慣化を目指す」。キャッシュレス関心層には、「金銭的インセンティブの付与等により現状以上の利得を与えることでキャッシュレス決済の利用動機を喚起」できるよう努めていくとのこと。

都内では、現金使用不可の店舗やレジが散見されるようになった。キャッシュレス決済は便利でレジに並ぶ時間が短いので、現金お断りの店がもっと増えてもいいのではないかと感じている。安全性を担保した上でのPIN入力省略など、さらなる利便性の向上を期待したい。

文=森屋 千絵

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