業務を改善する食生活の3つの心得

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私は、食に関するドキュメンタリー初期作品の一つである『スーパーサイズ・ミー』を見て、ファストフードや健康に関する自分の考え方が大きな影響を受けたことを覚えている。フライドポテトと不健康をつなげることは簡単だとしても、数々のドキュメンタリー番組や社会運動、食に関する近年の広告などを見ていると、生産的な1日を送るために最も効果的な食生活が何かを読み解くことは難しいかもしれない。

炭水化物は今でも悪者なのだろうか? グルテンフリーはただの文化なのか、それとも本物なのか? 私はキャリアコーチとして、顧客に常に最良のアドバイスを提供したいと思っている。自分が直接体に入れているものを分析することほど、生産的な1日の始まりに効果的なものはない。ここでは、1日を通してより円滑なワークフローを実現するため、簡単に導入できる食生活の3つの心得を紹介する。

1. 炭水化物を減らす

健康的な食生活の一部として炭水化物が必要だというのは紛れもない事実だが、炭水化物が過去10年ほど、避けるべき食べ物としてあらゆる人のリストに上がっていたのには理由がある。体は、パン類や砂糖の多い食べ物を摂取するとインスリンを大量に放出してしまうことがある。そうなると脳にはセロトニンとトリプトファンがあふれ、体に昼寝の時間だという信号を送ってしまう。食べ過ぎた後に昼寝をしてしまった経験は、誰しもあるはずだ。

2. 血糖値を下げ過ぎない

在宅勤務を経験したことのある人ならば、順調に仕事を進め、誘惑に負けないためには多大な自己制御と意志の力が必要なことを理解しているだろう。仕事に集中する能力は、体の中のグルコース値と関係しているかもしれない。グルコース値(または血糖値)が下がりすぎると、脳の複雑な活動を処理する能力が下がることがある。

3. ストレス解消のために食べない

ほとんどの人は、ストレスを感じているとき、特に嫌な1日を送っているときに食べ過ぎてしまう。1日のうちに会社の自動販売機を何度も使ってしまうような悪い食生活を送っていれば、ストレスは悪化してしまうかもしれない。野菜や健康的な脂質、バランスの取れた食事を通して適切な栄養を取り、長期的な視点からストレスに対処しよう。

体は人によって違い、誰しも自分独自の食事の制約がある。とはいえ、過剰なストレスを抱えている場合や、食生活を浄化して健康的なライフスタイルを追求するのにどこから始めればよいか分からない場合は、ここに挙げた3つの心得がスタート地点としてぴったりだ。

翻訳・編集=出田静

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