記事タイトルには「イーロン・マスクが人気ゲームの『フォートナイト』を買収し、この世から消し去る」と書かれ、「子供たちを永遠の童貞状態から救い出してやる」とのマスクのコメントも添えられていた。
これはネット上のフェイクニュースを、マスクがジョークとしてシェアしただけなのだが、フォートナイトの公式アカウントは、マスクに対し反撃に出た(フォートナイトのフォロワー数は600万人。対するマスクのフォロワー数は2200万人)。
フォートナイト側はマスクが「10年以内に火星に基地を作る」と述べた過去のツイートを引用し「10年もかかるのかよ、マスクさん。すぐに作ってくれ(笑)」と応戦した。
マスクはこれに対し、「(ゲームとは違って)現実は厳しいんだ」とやり返した。
さらに、この議論にはフォートナイトのファンも加わり、「すいません、マスクさん。でもこれは非常に大事なことだから言っておきますが、自分はフォートナイトをやり始めた後に、童貞を喪失したんです」と述べた。
マスクはこれに対し「オンラインでの行為は、カウントしない」と述べた。
マスクのツイートはここしばらく、大問題に発展することが度々だった。特に、テスラを非上場化するとの発言はSEC(米国証券取引委員会)から問題視され、訴訟騒ぎにまで発展した。それに比べれば、今回の彼のツイートは、さほど罪深いものではなかったのかもしれない。
ただし、ゲームを愛する筆者にいわせてもらうと、「ゲームマニアは女性と縁がない童貞ばかりだ」というような考え方は時代遅れだ。ゲームの平均的なユーザーは30歳以上であり、ゲーム業界の規模はテレビと映画の合計よりも大きい。