Close

PICK UP

I write about Uber, the sharing economy and startups.

(courtesy of Cargo PR images)

ウーバーやリフトのドライバー向けに、車内の「置き菓子」サービスを提供する企業として急浮上したスタートアップが「Cargo」だ。7月19日、ニューヨーク本拠の同社はウーバーと独占契約を締結したとアナウンスした。

Cargoは今後、スナック菓子がつまった専用ボックスをウーバーのドライバーらに独占的に提供する。ウーバー側はCargoが今後、一定の成果をあげた場合、Cargoの株式の一部を受け取るという。

ドライバーらはCargoのボックスを車内のアームレストに設置し、顧客からの注文を受けて菓子類をQRコード決済で提供する。商品の30%は菓子メーカーから提供された無料サンプルだという。また、ヘッドフォンなどのアイテムも数ドルで販売される。

「当社はこれまで数十万個の『ライスクリスピー』(スナック菓子のブランド)を顧客に配布した」とCargoの創業者でCEOのJeff Cripは述べた。

両社の取り組みはCripが、ウーバーのビジネス開発部門主任のKeith HensleyにCargoの活用を提案したことから始まった。「これはとても魅力的なサービスに思えた。顧客たちにより楽しい乗車体験が提供できる」とHensleyは話す。

Cargoの売上からドライバーたちは副収入を得る。アイテムの購入額の20%がドライバーにもたらされ、1決済につき1ドルのトランザクションフィーも得られる。しかも、無料のサンプルを渡す場合も、1ドルが得られるのだ。

Cripeによるとドライバーたちは平均で月に100ドル程度をCargoで稼いでおり、乗車距離が長い場合は300ドル稼ぐケースもあるという。アイテムが品切れになった場合は商品の追加が受けられ、ほとんどのドライバーは最低でも月に1回、補充を受けるという。

また、乗車スケジュールに合わせてアイテムの内容も変えている。早朝に乗務するドライバーにはグラノーラやミントなどの商品を多めに持たせる。深夜勤務のドライバーには、甘いお菓子やスナック類を多めに提供する。

Cargoは社員数24名の小規模な企業だが、ウーバーとの独占契約によりドライバーたちに効率的にアプローチできることになる。ウーバーのドライバー向けのサポートセンターには、一日平均300名のドライバーを管轄している。

今回の契約の締結以降、Cargoはリフトと直接関わることを停止する。しかし、ウーバーとリフトの両方で業務を行なうドライバーは、どちらのサービスで乗車中であってもCargoのサービスを提供できるという。

年内に2万名の契約ドライバーの獲得を目指すCargoは、7月19日からロサンゼルスとサンフランシスコでサービスを開始した。今後はボストンやニューヨーク、ミネアポリスなどの都市にも広げていく計画だ。

編集=上田裕資

記事が気に入ったら
いいね!しよう

LIKE @Forbesjapan

Forbesjapanを
フォローしよう

FOLLOW @Forbesjapan

あなたにおすすめ

合わせて読みたい