ウォレットハブの調査は、以下の3つのカテゴリーについてスコアを計算し、それらを合わせて100点満点の総合点を算出した。
(1)ビジネス環境(従業員のエンゲージメント、仕事やビジネスの成長、産業の多様性など)
(2)必要リソースの利用しやすさ(融資、人的資本、従業員教育など)
(3)事業コスト(税、人件費、賃借料など)
トップ10は以下の通り。(数字は総合点)
1位 テキサス/64.40
2位 ユタ/63.41
3位 ジョージア/60.21
4位 モンタナ /58.90
5位 オクラホマ/58.67
6位 フロリダ /58.09
7位 ノースダコタ/57.94
8位 カリフォルニア/57.61
9位 アリゾナ/55.58
10位 コロラド/55.43
起業に最適な州に選ばれたのはテキサスだった。総合点は64.40で、ビジネス環境の順位も1位となっている。また、必要リソースの利用しやすさでは12位、事業コストでは16位だった。
総合2位はユタ州で、ビジネス環境では3位、必要リソースでは1位、事業コストは33位だった。総合3位のジョージア州は、ビジネス環境で7位、必要リソースで15位、事業コストは17位という結果だった。
一方、下位にはロードアイランド州やニューハンプシャー州がランクし、最下位はハワイ州だった。以下はワースト10に入った州のリストだ。(数字は総合点)
41位 アラバマ/45.90
42位 メリーランド/45.85
43位 コネティカット/45.05
44位 ニュージャージー/44.00
45位 ウェストバージニア/43.60
46位 ペンシルベニア /42.81
47位 バーモント/42.53
48位 ロードアイランド/41.88
49位 ニューハンプシャー/38.11
50位 ハワイ/37.16
各州をサブカテゴリー別にみると、小規模企業数の平均増加幅が最も大きかったのがノースダコタ州で、次いでユタ州、フロリダ州となっている。逆に小規模企業数の平均増加幅が最も少なかったのがウェストバージニア州で、バーモント州、ニューメキシコ州が続いた。
ミシシッピ州は人件費が最も低かったが、住民の教育レベルは49位(最下位はウェストバージニア州)だった。住民の教育レベルが最も高かったのはマサチューセッツ州で、2位がコロラド州、3位にメリーランド州が入っている。
事業スペースにかかるコストが最も低いのがアイオワ州で、2位がメーン州、3位がサウスダコタ州だった。逆に事業スペース代が最も高いのがニューヨーク州で、次いでアラスカ州、カリフォルニア州となった。