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I write about bringing life to work and bringing work to life.

ldutko / Shutterstock.com

以下は読者のガブリエルからの便りと、それに対する私からの回答だ。



私はこの2年間、本当に素晴らしい企業に勤務していましたが、その企業が倒産してしまいました。

在職中には、大きなプロジェクトにもいくつか携わりました。その仕事から得たいと思っていたものは多かったですが、結局は長く勤められませんでした。

現在は就職活動中で、履歴書やリンクトインのプロフィールをどの程度創作して良いのか迷っています。前職での最後の時期は人の入れ替わりがとても激しく、ここ1年間は私も含め誰が何を担当しているのかを把握している人はいなかったと思います。

その会社はもう存在しないことですし、自分の役割や担当を誇張して書いても構わないでしょうか? 連絡できる人事部門も何もかも既に存在せず、私の説明も他の人の説明も信頼度は同じなので、前職での実績については何だって言えるよう気がします。



ガブリエルへ

大部分の人は、履歴書で自分の実績を十分にアピールできていない。自分の実績は自分の手柄とすべきだが、やってもいないことを自分の手柄にしてはいけない。自分が関わりたかったが実際にはできなかった事を作り話としてでっち上げてしまえば、自分を小さな人間におとしめてしまう。

あなたには、履歴書やリンクトインで堂々と主張できるような素晴らしい実績があるはずだ。自分の輝かしいストーリーに脚色を加える必要はない。「自分の実績をどの程度誇張できるか」と質問している時点であなたは、自分に価値がないと感じてしまっている。転職活動で重点的に取り組むべき問題はそこにあり、履歴書の表現ではない。

あなたは価値ある人間なのにもかかわらず、今は自分でそれがわかっていない。あなたのすべき事は、失った自信を取り戻す意識的な努力だ。気の置けない友だちと時間を過ごし、一緒にいて気分を害する人間と過ごす時間は減らす。日記をつけ始める。自分の達成したことを書き出してみる。

自信に満ちてクリエーティブな自分を見出す方法を実践しよう。自分の体験や学びに基づいて作られ、今や自分自身の一部となった本物のストーリーを語り始めれば、もう作り話などする必要はなくなるだろう。

日々、自分のために時間をかること。あなたの転職活動は、極めて個人的かつ自分を変えるような体験であり、駆け引きではない。秘密工作や事実の捏造は必要ないのだ。あなた自身の本物のストーリーは作り話より百万倍も説得力がある。ただ、他人がそのことに気づく前に、あなたがそれに気づく必要がある。

編集=遠藤宗生

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