ゲーム内ではアイテムを販売することも可能で、2017年には3000万ドル(約32億円)が若きゲーム開発者たちに支払われた。
Robloxでゲームを開発した子供たちは、2016年は約100万人だったが、2017年には200万人を超えた。作られたタイトル数は1100万タイトルで、そのうち1500タイトルは100万人以上のユーザーが訪問したという。
ゲームのジャンルは多岐にわたる。人気ゲーム「Jailbreak」では脱獄を試みる囚人役、もしくはそれを阻止する看守役をプレーできる。ピザ屋で働くゲーム「Work At A Pizza Place」もある。広大な世界の中で宝を探すゲームや複雑な障害物レースもある。
Robloxはゲーム内通貨の「Robux」の販売から利益の90%を上げている。どのような形でゲームに通貨を導入するかはユーザー次第で、子供たちはゲーム開発を通じでビジネスの感覚が身につけられる。
「課金ポイントが多すぎるゲームはユーザー数を伸ばせない。トップクリエイターたちはコーディングだけでなく起業家になる方法も学んでいるのだ」とRobloxのCEOのCraig Donatoは語る。
調査企業comScoreのデータでは2017年12月には、月間5000万人以上の子供たちが20回以上Robloxのサイトを訪れていた。1人当たりの訪問回数はユーチューブやネットフリックスよりも多いことになる。
「現在の対応言語は英語のみだが、今後は各国の言語に対応し、ユーザーベースを世界に広げたい。現在約300人の従業員も年内に2倍にする目標だ」とCEOのDonatoは話した。