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Casimiro PT / Shutterstock.com

老舗ゲームメーカーの「アタリ」がICO(新規仮想通貨公開)を行う計画を発表した。同社CEOのフレデリック・シェネイが「アタリ・トークン」という名称で発行される、新規コインの計画を明かした。

「ブロックチェーン技術は我々の暮らしに重大な変化をもたらすものだ。特に、ビデオゲーム業界やオンライン決済分野に大きな変革を起こそうとしている。アタリはこの分野で世界的ブランドを構築しており、今後の競争において優位に立てる。アタリはこれまで築いた資産とブランドから最大の価値を引き出し、リスクを抑えつつ戦略的ポジションをとっていく」とジェネイは述べた。

この件から連想されるのは、老舗フィルムメーカーの「コダック」の件だ。コダックは今年に入りICO計画を発表し、株価を急上昇させた。かつての有名企業が新たなトレンドに乗ることで、ブランドの価値を再び高めることが可能だ。今回のニュースが報じられて以降、アタリの株価も60%の上昇となった。

アタリ・トークンについての詳細はまだ発表されていないが、アタリは数年前からオンラインカジノ分野に進出しており、第2トークンの「Pong Token」をオンラインカジノで用いる計画についても明かしている。

「2018年に始動するイギリスのパリプレー社との取り組みで、仮想通貨を用いたオンラインカジノでの賭けを可能にする。アタリはオンラインカジノ専用の2次通貨の“Pong Token”の発行を計画している。この、仮想通貨カジノについての詳細は間もなく発表する」とアタリは述べた。

筆者個人は近年のアタリの動向を、少々懐疑的に見ている。アタリは昨年、同社の往年の有名ゲームが最新のスペックでプレイできると謳う新型コンソール「Ataribox」の計画を発表し、2018年春の発売を予定していたが、発売は延期になっている。アタリ・トークンの計画が頓挫したとしても驚きではない。

編集=上田裕資

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