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Data journalist covering technological, societal and media topics

Africa Studio / shutterstock.com

ショッピングモール内でのパトロールや空港での保安検査、要人(VIP)の身辺警護など、世界各地で民間警備会社の警備員やボディガードのサービスが利用されるケースが増えている。多くの国では、こうした警備員たちは拳銃を携帯し、警察官と似たような制服に身を包んでいる。

民間の警備サービス部門は近年、大幅な成長を遂げている。世界で警備員として働く人の数は推定2000万人に上り、市場規模は約1800億ドル(約19兆5000億円)とされる。さらに、2020年には2400億ドル規模に拡大する見通しだ。この金額は、ポルトガルやルーマニア、ハンガリーなど、世界のおよそ100か国のGDP(国内総生産)を上回る。

英紙ガーディアンの調査によれば、世界の人口の半数以上は、警官よりも民間警備員の人数の方が多い国で暮らしている。警官と警備員の数の差が最も大きいのはインドで、警備員およそ700万人に対し、警官は140万人程度。また、中国も同様に差が大きく、警備員が約500万人であるのに対し、警官は約270万となっている。米労働省労働統計局によれば、米国では警備員が110万人以上。一方、警官は約66万6000人となっている。さらに、比較的これらの差が小さいドイツでも、警備員がおよそ2000人、警官を上回っている。

警備サービス業界の業績が大きく伸び始めたのは、イラク戦争とアフガニスタン紛争が起きたころだ。米政府から高額の契約料で事業を請け負った同国の民間軍事会社、ブラックウォーター(現アカデミ)は当時、多数の警備員を現地に派遣した。

世界中で拡大する富の格差も、民間警備会社に対する需要を押し上げている。富豪の仲間入りをする人が世界的に増加するなか、警報監視や武装警備員による移動時の警護などを必要とする人が急増しているのだ。民間警備会社はいまや、世界的な富の格差の象徴となっている。また、高まるこれらの需要は世界最大の民間軍事会社、G4Sなどの業績に明るい見通しを提供してきた。58万5000人近い従業員を擁する同社の売上高は、100億ドル近くに上っている。

民間警備員の数が警官を上回る国(推計)

国名──民間警備員:警察官

中国──500万:270万
インド──700万:140万
米国──110万:80万
ブラジル──170万:68万7684
ロシア──80万:60万1000
日本──45万9305:24万6800
ドイツ──24万7000:24万5072
南アフリカ──48万7058:19万4852
英国──23万2000:15万1000
オーストラリア──11万4600:5万2400
カナダ──9万5995:6万8773

各国で特定の場所や人物、物品の警護のために雇われた警備員と警官の数(推計)

出典:ガーディアン紙

編集=木内涼子

 

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