「フレーバープロファイルに溢れる作品を創る芸術家のようだ」などと抽象的な意味合いではない。彼は文字通りチョコレートで彫刻作品を創るのだ。
モータンソンは、およそ15年前に彼の師からチョコレートスカルプチャーの技術を習得して以来、チョコレートに情熱を注ぎ続けてきた。
現在、彼はチョコレートの見本市「チョコレート・ショー」の会場や、プライベートな結婚披露パーティーの会場など様々な場所で、チョコレートスカルプチャーのライブパフォーマンスを行っている。
モータンソンは、FIKAがここ数年ニューヨークで熱い注目を集めるようになった背景には、自らの知名度もひと役かっていると自負している。スウェーデンスタイルのFIKAハ現在、マンハッタンに13店舗を展開している。
年によって異なるが、モータンソンは年に10点ほどのチョコレートスカルプチャーを制作する。作品のテーマは、SFや死をテーマにしたものが多い。
制作に要する時間はおよそ4時間だが、サイズとディテールの凝り具合によって450ドル(約5万円)から4500ドル(約50万円)まで、作品によって価格には大きな幅がある。いずれにしても、デザートとしては、破格の高値だ。