地球には美しくて素晴らしい場所がたくさんあるが、新グーグルアースを使えばそれを体感できる。時間を忘れて没頭してしまうこと必至なので忙しい人は注意が必要だ。
グーグルアースにアクセスして左側のメニューを見ると、新機能としてまず目に留まるのが「Voyager」だ。これはインタラクティブなツアーを体験できるもので、旅行、自然、文化、グーグルのおすすめに分かれている。
世界の様々な場所を表示し、スライドショーや動画、「Knowledge Cards」と名付けられた短い文章が提供されている。タンザニアのゴンベ渓流国立公園を選べば、野生チンパンジーの研究者ジェーン・グドールの話を聞ける。また、BBC Earthが提供するコンテンツもある。
チャールズ・ディケンズやアーネスト・ヘミングウェイの人生や作品にゆかりのある場所を訪問することも可能だ。現在50以上のツアーが用意されており、グーグルは今後追加するとしている。
「I’m Feeling Lucky」ボタンも登場
さらにグーグルアースにも「I’m Feeling Lucky」ボタンが登場した。このボタンを押すとKnowledge Cardsや写真のコレクション、関連する場所へのリンクに設定された2万か所以上の中のどこかに飛ぶ。
さらに2Dから3Dへの切り替えも可能だ。Voyageを利用して筆者が訪れた場所の全てで3Dが利用でき、空を飛んでいるかのような気分が味わえた。お気に入りの景色をポストカードとして保存して友人に送ることもできる。
50年近く前は、宇宙から撮った地球の写真はごく限られた人にしか見られなかった。しかし、今やグーグルアースを立ち上げれば誰でも宇宙から地球を見ることができる。新しいグーグルアースはPC版のChromeで利用可能で、近々アンドロイド版もリリースされiOSやほかのブラウザへの対応も予定されている。