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I cover the intersection of business, health and public health.

Photo by Jason Merritt / gettyimages

昨年に夫のロマン・ドリアックと破局した女優スカーレット・ヨハンソン(32)は、恋愛対象を1人だけに絞ることはとても難しいと考えているようだ。ピープル誌によると、プレイボーイ誌最新号のインタビューで、次のように語っている。

「1人だけとの恋愛は自然じゃないと思う。こう言ったら叩かれるかもしれないけど、これは大変な労力がいること。こんなにたくさんの人、皆が苦労している事実を見れば、これが自然なことではないことが分かる。私は(1対1の恋愛に)とても敬意を払っているし、自分でも実践してきたけれど、他を追い求める本能に反することは確かだと思う」

ヨハンソンは正しいのだろうか? 相手に貞節を求めることは、ビュッフェを前にした人に1品しか食べてはだめだと命じるのと同じくらい自然に反しているのだろうか? それとも、レストランで他人の料理をつまみ食いするのと同じくらい常識外れなのだろうか? あるいは、その中間なのか──?

この疑問に対し、一部の人々は自然界の動物たちを例にとって、一夫一婦制は自然に反すると主張している。ビバリー・ゴールデンはハフィントン・ポストに寄稿した記事で、過去の研究結果として「全てのひな鳥の10~40%が、母鳥の社会的パートナー以外の雄を父親に持っている」「(哺乳類のうち)生涯にわたり単独のパートナーとの関係を築く割合はわずか3~4%で、これにはビーバーやカワウソ、オオカミ、キツネなどが含まれる」と書いている。

また、メーガン・ラスロッキーはCNNへの寄稿記事で、1対1の恋愛は「自然に反する」と断言している。彼女いわく、「恋愛結婚は比較的新しい概念」であり、人類の長寿化が進む中で1対1の関係を保つことは「最も高潔かつ倫理的で徳のある人にとってさえも」難しく、一部の人々にとっては生物学的に不可能であるかもしれないのだという。

一方で、反対意見を持つ人々は、1対1の関係には性病の拡大防止や精神の安定といった健康面でのメリットがあると指摘している。マケイラ・マケンジーは「一夫一婦制があなたを健康にする7つの理由」と題したシェイプ誌の記事で、感情・精神上の安定がいかに健康増進につながるかについて解説している。

そもそも、「他の動物もしている」という主張はどこまで筋が通ったものなのだろうか? そう言ってしまえば、人間以外の動物はトイレを使わないし、電話に出たり、高速道路で車線変更のウィンカーを出したりすることもできない。それに、自然界にも一雌一雄を好む種がいるのだ。人間がビーバーを見習ってもいいではないか。

最終的な答えは、一夫一婦制は自然でもあり不自然でもある、というものかもしれない。ある人にとっては自然で、ある人にとっては不自然なのだ。結婚に健康上のメリットがあることは確かだが、1対1の関係が保てない人に単婚を無理強いすることは、アヒルにタキシードを着せるようなものだ。同じく、単婚向きの人が複数のパートナーとの関係を維持するのは難しいだろう。

結局のところ、何が自然なのかはその人によって違う。異なる意見や立場の2人が自分の期待を押し付け合えば、問題が起きることは必至だ。大事なのは、人それぞれの立場を理解し、誰も傷つけない形で最良な関係を選ぶ自由を与えることだろう。

編集・翻訳=遠藤宗生

 

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