レディー・ガガ「ドローン300機」と共演 米スーパーボウルで

Kevin Mazur / gettyimages

レディー・ガガのハーフタイムショーでの熱演が話題となった今年の米スーパーボウルだが、その演出に数百機のドローンが使用されていたことが明らかになった。

2月5日、テキサス州ヒューストンの会場でガガは約13分間にわたりヒット曲をメドレー形式で熱唱。オープニングの「God Bless America」では、背景の夜空に数百個に及ぶ星のような物体が飛び交い、赤や青に色を変えつつ最後にはアメリカ国旗の形に整列。その様子は「分断を深める米国社会に団結を呼びかけているかのようだ」との声もあがった。

USA TODAYの報道によると、この光の正体は300機に及ぶインテル社製のドローンで、撮影は公演の数日前に行われたとのこと。当日は収録済みの映像にライブで歌うガガの姿が合成されてオンエアされた。

撮影の準備には約1年半にも及ぶ期間が費やされており、インテルのドローン部門とNFL、ガガらが慎重に調整を行った結果、今回のショーが実現したという。担当者はこの試みを「アートとテクノロジーの素晴らしい形の融合」と呼んでいる。

インテルによると近い将来にはライブ公演でのドローン活用も想定しているという。同社はほかにも米フロリダ州オーランドのウォルトディズニーワールドリゾートで、ドローン300台を使った光のイベントを開催した実績を持つ。

「ドローンを利用して今回のような素晴らしいショーが行えることは、多くの人々にとって予想外のことだったと思います。ドローンは既に様々な形で活用されていますが、こんな風に人々を驚かせたり、夜空に浮かぶ星のような姿を見せることも可能なのです」と担当者は述べた。

スーパーボウルのCMには30秒間に6億円もの大金が注ぎこまれるとの報道もあるが、今回のショーのエンディングではペプシのロゴの形にドローンの光が整列し、視聴者らに強い印象を残した。

編集=上田裕資

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