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GrAl / Shutterstock.com

共和党のドナルド・トランプが、全く縁のなさそうな賞の候補者に挙がった。トランプがノミネートされたのは、ノーベル平和賞だ。推薦人資格は各国の国会議員や学者らに与えられており、実は簡単に推薦できる。ノーベル委員会が求める人物とは正反対の政治家の宣伝活動にも利用できてしまうのだという。

トランプをノミネートしたのはアメリカの男性議員だと、オスロ国際平和研究所のディレクターであるハルプビケン氏は証言している。

ハルプビケン氏が英紙テレグラフに語ったところによると、推薦状にはトランプの“力をもって平和を精力的に追求する理念”が「イスラム過激派組織のISや、核開発を進めるイラン、そして共産主義の中国に対する抑止力」になると書かれている。

推薦者はトランプにマスコミの注目を向けさせる意図があった、とハルプビケン氏は考えている。「推薦者は心から思っていることを書いたのかもしれないが、ノミネートされることがトランプ氏に有利に働くことを理解しているはずだ。どんなことでも話題になればいいと思っている」と語る。

トランプは2月1日にアイオワ州で行われた共和党大会でテッド・クルーズ上院議員に負けたが、ノーベル平和賞へのノミネートは話題性としては十分だった。

しかし、トランプがノーベル平和賞を受賞することはないだろう。彼は選挙戦でイスラム教徒のアメリカへの入国を禁止することや、メキシコとの国境に万里の長城を建設することなどを主張している。

オスロ国際平和研究所は今年のノーベル賞受賞候補について、エドワード・スノーデンらの名前を挙げているが、トランプの名は含まれていない。

編集=上田裕資

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