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岩佐 文夫

次なる資本主義をたずねて

フリーランス/編集者。1986年自由学園最高学部卒。日本生産性本部、ダイヤモンド社でビジネス書の編集者を経験。2012年から2017年3月まで『DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー』編集長を務める。現在はソニーコンピュータサイエンス研究所プロデューサー、英治出版フェローも兼務。

  • 経営者だからこそ追求できる「面白さ」がある|カヤック・柳澤大輔

    GDPに代わる新たな幸福の指標を探すべく、「鎌倉資本主義」を提唱するカヤック代表の柳澤大輔。自分の会社を「面白法人」と名付け、前例のない企画を打ち出してきた彼にとって、そもそも「面白さ」とは?上場企業経営者として「面白さ」にこだわる理由を聞いた。岩佐:自分の会社を「面白法人」と名付け、新たな幸福の指 ...

  • いま、企業こそが「地域」に貢献すべき理由|カヤック・柳澤大輔

    カヤックの新たな活動「鎌倉資本主義」の目的は、お金以外の幸福の指標を探すこと。そう前回の記事で語った代表の柳澤。なぜカヤックは「企業」として「幸福の追求」を目指すのか。柳澤の企業観が明らかになる。企業の特性は「お金を稼ぐこと」ではない岩佐:気になっているのは、なぜカヤックという一企業が新たな幸福の指 ...

  • お金以外の「幸福の指標」を探したい|カヤック・柳澤大輔

    2008年のサブプライムローン以降、頻繁に囁かれているのが、成長を前提とする現在の資本主義に対する疑問だ。そんな中で「鎌倉資本主義」を掲げる会社が、カヤックだ。「面白法人」としてのゲーム事業やPR事業、「サイコロ給」や「いちゲー採用」などの人事制度の印象が強いカヤックが、新たな資本主義を標榜する狙い ...

  • クラウドファンディングが「公益資本主義の希望」になりうる理由|大阪大学・安田洋祐

    資本主義は人々の幸せにどのような役割を果たすのか。率直な疑問を経済学者・安田洋裕にぶつける連続インタビュー。(第1回|第2回|第3回)近年は会社と資本家だけでなく、労働者や社会全体の利益を重視する「公益資本主義」が謳われることも多い。サステナブルな経済システムが実現するために、必要なものとは。岩佐: ...

  • 行動経済学が解き明かす「過労死」2つの真因|大阪大学・安田洋祐

    現在の資本主義に課題はないのか。経済学者・安田洋祐に率直な疑問をぶつける連続インタビュー、第3回は働き方改革について(第1回|第2回)。企業の力が強すぎ雇用関係が、働く人の幸福につながっていないのではないか。日本の労働環境が抱える歪みが、ゲーム理論によってクリアになる。岩佐:資本主義の問題かどうかわ ...

  • 経済学では「世界の半分」を説明できない|大阪大学・安田洋祐

    成長を志向する現在の資本主義に、課題はないか。前回、低成長でも弱者の救済は可能だとする「脱成長論」をきっぱりと退けた気鋭の経済学者・安田洋祐。そんな安田が考える、貧困層を救済する手段とは。岩佐:経済学では、どのようにして貧困層を救済しようとしているのでしょうか。安田:僕個人としてはNHKの「欲望の資 ...

  • 昨今の「脱成長論」は富裕層の無責任だ|大阪大学・安田洋祐

    経済格差や環境汚染が進むなか、成長を志向する現在の資本主義に課題はないか。NHKで放送されたドキュメンタリー「欲望の資本主義」でナビゲーターを務め、そんな疑問をノーベル経済学賞受賞のジョセフ・E・スティグリッツ教授はじめ、世界の賢人たちにぶつけたのが、大阪大学准教授でゲーム理論を専門とする経済学者の ...

  • 資本主義は「損・得」から「幸・不幸」へ|糸井重里・篠田真貴子

    前回の記事で従来の資本主義とあえて逆行した経営を行なっていると話したほぼ日社長の糸井重里と、CFOの篠田真貴子。2017年3月に上場を果たし、「異例」の株主総会を開催した彼らが見据える、次なる資本主義とは──。(第1回/第2回)経営者として20年近くを過ごした糸井が、資本との新たな付き合い方を語る。 ...

  • ほぼ日では、「スペック」と「情熱」の競争は避けたい|糸井重里

    前回の記事で、8時間半に及ぶ「異例」の株主総会に込めた想いを語った株式会社ほぼ日社長の糸井重里と、CFOの篠田真貴子。第2回となる今回では、世界一の時価総額を誇るGoogleとほぼ日の意外な共通点が語られた。ほぼ日の独創的な活動の源泉ともいえる、糸井のポリシーとは──。資本主義に最も逆行した会社が、 ...

  • 何をしでかすかわからない会社にこそ、投資したくなりませんか?|糸井重里

    20世紀の経済発展において、企業の力は疑いようがない。しかし、資本の期待に応えて成長を目指す企業が、今後、社会的な問題を解決する担い手として存在感を示すことができるか。人の幸せを実現するために資本主義は機能するか。これらの問いを巡って、本連載では、経営者、学者など各界の第一人者とともに考える。第一回 ...