CONTRIBUTOR

古川 勝久

安全保障問題専門家。国連・北朝鮮制裁委員会の専門家パネルの元メンバー

2011年10月~2016年4月の間、国際連合・安全保障理事会・北朝鮮制裁委員会・専門家パネルのメンバーとして、北朝鮮に非合法活動や制裁違反事件の捜査を担当、国連安保理に北朝鮮制裁について勧告。1990年、慶応義塾大学経済学部卒業。98年、ハーバード大学ケネディー行政大学院修士号取得。12年、政策研究大学院大学博士号取得。1998~2004年の間、米ワシントンDCにて、アメリカン・エンタープライズ研究所、外交問題評議会、モントレー国際問題研究所不拡散研究センターに勤務。日米両政府と共に、日米軍備管理・軍縮・不拡散トラック2協議を主催。2004年10月~11年8月、(独)科学技術振興機構・社会技術研究開発センター・フェローとして、科学技術と安全保障に関わる問題につき、日本政府、米国政府などに提言。1999年第5回読売新聞論壇新人賞優秀賞、00年第16回「佐藤栄作賞」優秀賞受賞。専門は国際関係、安全保障、テロ対策、大量破壊兵器拡散、危機管理。

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