ブルーノ・マーズは現在、3種類のシングルを世に送り出している。そのどれもが過去数カ月の間に、数週間の間隔を空けてリリースされたものだ。しかし、彼の最も古いシングルが今でも世界中で非常に好調である一方、最新のシングルは順位を落としており、ちょっとした不発に終わっているようだ。
マーズの最も古いソロ・シングルが英国で再び注目されている。順位はぎりぎりの位置ではあるものの、マーズの楽曲『Just the Way You Are』が同国のチャートにランクインしたのだ。
『Just the Way You Are』は、Apple Music、Spotify、Tidalなどのプラットフォームにおいて英国で最も再生された100曲を紹介する、Official Streamingチャートにランクインした。順位は100位と最下位だが、それでも、この楽曲が同チャートにランクインするのはこれが初めてのことだ。
『Just the Way You Are』は、マーズにとって初のフルアルバム『Doo-Wops & Hooligans』に収録されているリードシングルであり、彼が一気にスーパースターの階段を駆け上がるきっかけとなった曲だ。当時、彼はすでに大物アーティストの曲でコラボレーターとして数曲のヒットを記録していたが、この曲により、彼が単独でも大ヒットを記録できることが証明された。
2010年7月にリリースされた『Just the Way You Are』は、米国や英国を含む欧米市場の多くのチャートで1位を獲得するなど、世界的に大ヒットを収めた。
今週、『Just the Way You Are』を含め、マーズによる楽曲はOfficial Streamingチャートで3つのスペースを埋めた。3位の座から首位に躍り出たケンドリック・ラマーの『Not Like Us』により、首位に返り咲くことは叶わなかったものの、BLACKPINKのロゼとコラボレーションした『Apt.』は同チャートで2位をキープ。また、レディー・ガガとマーズによる新曲『Die with a Smile』は4位から3位にランクアップした。
過去には『Apt.』がOfficial Streamingチャートの首位獲得したこともある一方、『Die with a Smile』は第2位が最高到達地点だった。その順位は今回も覆ることはなかった。
マーズが同チャートの首位を獲得したことは過去に2度ある。その内1つの楽曲は先ほども挙げた『Apt.』、そしてもう1つがマーク・ロンソンと組んだ『Uptown Funk』だ。また、先ほど述べた『Die with a Smile』の他にも、『24K Magic』と『That's What I Like』もトップ10入りしている。
マーズが初めてOfficial Streamingチャートにランクインしたのは約10年前の事だ。2014年7月、『Just the Way You Are』と同じく『Doo-Wops & Hooligans』に収録された『Marry You』が同チャートに初登場し、同曲は最終的に27位まで上昇した。
